野球やサッカーだけじゃない 男子バレーや大相撲も スポーツコラボ商品が生まれる背景

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 ある年齢以上の方なら、子どものころ、プロ野球選手のカード付きお菓子に心躍らせた思い出があるのではないでしょうか。近年では、こうした「スポーツ×商品」のコラボが、野球にとどまらず、さまざまな競技へと広がりを見せています。なぜ今、スポーツコラボ商品が次々と生まれているのか。その背景を探りました。

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 スポーツコラボ商品の定番といえば、選手カード付きのお菓子です。プロ野球をはじめ、サッカー日本代表やバスケットボールの国内リーグなど、幅広い競技で展開されています。

 中でも、近年女性を中心に人気を集めているのが、バレーボール男子日本代表のカード付きウエハース「JAPAN NATIONAL VOLLEYBALL TEAM ツインウエハース 2025」(バンダイ)です。

 近年、注目を集めている男子日本代表は、国内はもちろん、アジア各国でも多くのファンを抱えています。日本代表選手の多くがプレーする国内トップリーグ「SVリーグ」は観客動員が伸び、競技そのものへの関心が高まっています。

 商品に封入されているカードは、試合中の臨場感あるシーンを切り取った写真を使用し、メタリック仕様の仕上がりとなっています。2025年度の男子日本代表選手16人のカードのほか、「試合会場でのぼりが立つと男子日本代表が勝利する」という強運エピソードが話題になった日本バレーボール協会会長・川合俊一さんの現役時代の写真を使用したカードや、石川祐希選手、高橋藍選手(※)、小川智大選手といった人気選手のユニフォーム素材を挟み込んだ限定仕様のカードも登場。SNSでは“推し活”で箱買いをするファンの投稿も見られます。

(※)高橋藍の「高」の字は、正しくは「はしご高」

「JAPAN NATIONAL VOLLEYBALL TEAM ツインウエハース 2025」(画像提供:株式会社バンダイ)
「JAPAN NATIONAL VOLLEYBALL TEAM ツインウエハース 2025」 (C)JVA (画像提供:株式会社バンダイ)
人気選手のユニフォーム(未着用)を一部挟み込んだレアカード (画像提供:株式会社バンダイ)
人気選手のユニフォーム(未着用)を一部挟み込んだレアカード (C)JVA (画像提供:株式会社バンダイ)

 バンダイの開発担当によると、近年はキャラクター商品だけでなく、アーティストやスポーツ選手など、実在の人物の肖像を生かした商品展開が増えているといいます。バレーボール男子日本代表の国際大会での活躍や、競技を題材にした作品のヒットなどを背景に、バレーボールへの関心が高まっていることも、商品化の後押しになったそうです。

 発売後の反響も大きく、ファンのみならず、選手たちにも好評の同商品。今年も、さらなるバレーボールの盛り上がりに期待を寄せる担当者は、「現在、日本バレーボール協会の皆様と、お菓子売り場からより日本代表選手を応援できるような新商品の企画も協議中」と、今後の展開についても言及しました。

個包装されたウエハース2枚と、カードがランダムで封入されている
個包装されたウエハース2枚と、カードがランダムで封入されている (C)JVA
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