神戸市西区玉津町に本社を置くウレタンメーカー、立成化学工業所。同社はウレタンゴム製品の製造を手がけ、ATM内部の搬送ローラーなど、生活を陰で支える部品を数多く生み出している。
「同じ動きを何度も繰り返す部品だからこそ、摩耗性と精度の両立が重要。そこは社員が本当にシビアに取り組んでくれている」というのは、同社代表の畠中浩さん。
社内では、「床が汚れていては社員のモチベーションも上がらないし、お客様にも伝わらない」と、2008年頃から「3S活動(整理・整頓・清掃)」に力を入れてきた。昨年8月には、お盆休みを利用して思い切って工場の床を全面塗装。現場環境の改善につとめている。
業績は好調。ここ数年は安定して利益を確保し、社員への還元も続けているという。昨年を振り返った畠中さんは「一番良かったのは阪神タイガースの優勝」とはにかみつつ、「社員の頑張りのおかげで会社も成長している」と感謝を口にする。
畠中さんは、長年、毎朝ウレタンゴムの材料に感謝の言葉をかけ続ける独自の習慣がある。一度決めたことをやり続ける性格もあり、周囲には「継続の鬼」と呼ばれることも。プライベートでは縄跳びを2800日以上、毎日欠かさず続けている。
昨年還暦を迎えた畠中さん。カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキン(KFC)を65歳で起業した話に自身を重ねる。
「大器晩成でもいい。これからもっと社員やお客様、仕入先さんのお役に立てる会社にしたい。みんなが繁栄できる会社を目指します」
畠中さんと同社の挑戦はこれからも続く。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より





