【なでしこジャパン】女子アジア杯での出場目指すINAC神戸GK大熊茜「チャンスつかみたい」

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 2027年にブラジルで初めて開かれる「FIFA女子ワールドカップブラジル2027」(女子W杯)。その出場権を懸けた大会、「AFC女子アジアカップオーストラリア2026」(女子アジア杯)での活躍が期待される1人が、WEリーグ・INAC神戸レオネッサの女子日本代表「なでしこジャパン」GK大熊茜選手だ。若き守護神が大会前に意気込みを語った。

 1日、オーストラリアで開幕した女子アジア杯で、デンマーク人のニルス・ニールセン監督が率いるなでしこジャパンは、10大会連続の女子W杯切符の獲得、ならびに、2大会ぶり3度目となるアジアの頂点を目指す。

 INAC神戸からはGK大熊選手とMF成宮唯選手が選出されている。また、以前にINAC神戸でプレーしていた選手では、GK山下杏也加選手(マンチェスター・シティ/イングランド)、DF守屋都弥選手(ユタ・ロイヤルズ/USA)、DF北川ひかる選手(エバートン/イングランド)、MF浜野まいか選手(トッテナム・ホットスパー/イングランド)、FW田中美南選手(ユタ・ロイヤルズ/USA)が名を連ねている。

 大会前、オンラインで日本メディアの取材に応じた大熊選手。「自信を持ってプレーしていけば、(試合出場の)チャンスがあると思うので、そういうチャンスをつかみたい」と述べる。

 出発前にINAC神戸のチームメートらからは「爪あとを残してくるように」とエールを送られたといい、「自分自身、この大会で90分フル出場したいと思っています。山下杏也加選手や平尾知佳選手という上手な選手が近くにいるので、見習いながら、学んでいきたい」ときっぱり。

 そのうえで、「自分はまだ、自信を持ちながらのプレーがあまりできていないので、(山下選手や平尾選手の)立ち居振る舞いのところが勉強になっている。自信を持ちながらプレーするところを学んでいきたい」と向上心を口にした。

オンラインで日本メディアの取材に応じる大熊茜選手

 対戦したい相手は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)だという。21歳の大熊選手は、2024年に行われた20歳以下の女子アジア杯(「AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン 2024」)で北朝鮮に敗れ、同年のU-20女子W杯(「FIFA U-20女子ワールドカップ コロンビア2024」)決勝でも北朝鮮に敗れた苦い経験がある。

 それだけに「北朝鮮とは戦ってみたい。やっぱりU-20女子W杯で悔しい思いをしたので、跳ね返したい」と、今大会を雪辱の機会にしたい考えだ。

 今回の女子アジア杯には12チームが参加。4チームずつ3組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2チームと3位の成績上位2チームを加えた計8チームが準々決勝に進出する。そして、女子W杯への切符は、6チーム(準決勝進出の4チームと、準々決勝で敗れたチーム同士の対戦で勝利した2チーム)に与えられる。準々決勝で敗れたチーム同士の対戦で負けた2チームは大陸間プレーオフに回る。

 1次リーグC組の日本は、4日に台湾、7日にインド、10日にベトナムと、いずれもオーストラリア西部の都市・パースで対戦。決勝は21日にシドニーで行われる。最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングはアジア最上位の日本が8位、ベトナムは36位、台湾が40位、インドが67位。他の上位国は北朝鮮が9位、オーストラリアが15位、中国が17位。

 なでしこでは不動の守護神として、実績抜群の山下選手が君臨するが、連戦が続く女子アジア杯では、これからのなでしこを担う伸び盛りの21歳にも大きな期待がかかる。

(取材・文・写真=北川信行)

LINEで送る

関連記事