サッカーのアジアクラブ王者を決める「AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2025/26」で8強入りを懸けた一戦を控えるヴィッセル神戸。ラウンド16・FCソウル(韓国)との第2戦(11日・神戸市御崎公園球技場=ノエビアスタジアム神戸)を前に、9日、神戸市内で選手やクラブスタッフが街頭に立ち、観戦を呼びかけた。

ACLEはアジアのクラブ王者を決める大会で、神戸にとっては悲願のアジア制覇を目指す戦い。11日の第2戦は、ACLE2025/26でホーム・神戸で迎える最後の一戦となり、重要な試合となる。
これまでのアジアでの戦いでは、神戸でのホームゲームは平日夜開催の影響もあってか、過去最多の観客数が昨年12月9日・成都蓉城(中国)戦の8718人にとどまっていた。
今回はACLEホームゲーム最多動員数の更新を目指し、試合開催2日前に街頭PRを実施。三宮センター街、元町商店街といった繁華街や、スタジアム近くの和田岬駅周辺で、スタッフら総勢50人以上が試合告知チラシ約6000枚を配布した。
夕方に元町商店街で行われたPR活動には選手も参加。FW小松蓮選手、MF濱崎健斗選手(※「崎」=たつさき)、DF山田海斗選手、FW冨永虹七選手、FW瀬口大翔選手が、スタッフ、クラブのマスコットキャラクター「モーヴィ」、ガールズ応援ユニット「ヴィッセルセレイア」とともに、街行く人々に試合案内のチラシを手渡し、ホームゲームへの来場を呼びかけた。
これまでの所属チームでも街頭PR活動の経験を持つ小松選手は、「意外と(ヴィッセルに)関心がない人も多いなという印象でしたが、もらってくれる人もその分、たくさんいました」と感想をコメント。
11日の試合については、「(観戦が)初めての人、これまで関心のなかった人にも少しでも来てほしいし、神戸として町全体で盛り上がっていければ。自分たちのホームが、よりホーム(の雰囲気)になればいいなと思う」と述べた。
公式戦3試合連続先発中で、2月27日のJ1百年構想リーグ・アビスパ福岡戦で待望のゴールを決めたストライカーは、「僕自身としては、ゴールを取って、試合に勝つことが一番。頑張ります」と意気込みを語った。

「街に出たらヴィッセル神戸を知らない人もいたので、もっともっと自分たちがホームを盛り上げていければ」と話すのは、ヴィッセルの生え抜きMF濱崎選手。「まずは目の前の試合に勝つことを意識している」と話す18歳は、「自分は前(攻撃)の選手なので、結果の部分、チャンスメイクやゴールにつながる仕事をできるだけ多くして、勝てるようにしたい」「試合に見に来た人たちがワクワクするようなプレーだったり、試合の雰囲気だったりを、もっと作っていきたい」と活躍を誓った。
また、街頭でのPR活動が初めてで、「実際にやってみたら、まだヴィッセルを知らない人が思ったよりいた」と話したのは、同じくヴィッセル育成組織出身の山田選手。プロ2年目、アメリカでの武者修行を経て、今シーズン、試合にも絡みだしている19歳の長身DFは、次のホームでのソウル戦について「非常に大事な試合なので、まだあまり興味がない人たちが見ても楽しめるようなサッカーを見せられたらいいなと思う。(出場したときには)自分の特長をいかして勝利に貢献したい」と、静かに闘志を燃やしていた。






