ヴィクトリーナ姫路 櫻井美樹と野中瑠衣が語る【前編】チームの魅力は粘り強さと“ビジュ”

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 ラジオ関西2026年春のタイムテーブル表紙を飾るのは、今年3月で運営会社が創設10周年を迎えた、姫路のプロバレーボールチーム、ヴィクトリーナ姫路。2025-26シーズンのSVリーグでは上位争いに堂々と参戦中です。その原動力となっているのが、クラブとともに歩んできたセッター・櫻井美樹選手と、今シーズンから姫路入りすると主軸として奮闘する野中瑠衣選手です。インタビュー【前編】では、お互いやチームの魅力について話を聞きました。

ヴィクトリーナ姫路の櫻井美樹選手(左)と野中瑠衣選手(写真:ヴィクトリーナ姫路)

◆「瑠衣は新しい“ポケモン”みたい(笑)」(櫻井)

――まずは、お互いの印象から聞かせてください。

【櫻井美樹選手(以下、櫻井選手)】 野中選手は、まず「“ビジュ”(ビジュアル)がいいな」と。彼女がこっちに来てからすごく感じました。

【野中瑠衣選手(以下、野中選手)】 (笑)! こっちに来てから!?

【櫻井選手】 (前所属のAstemoリヴァーレ)茨城にいるときから「あっ、かわいい子やな」とは思っていたのですが、実際に目の当たりにしてみると「本当にかわいいんだ!」と思って。最初はこのビジュにやられたんです(笑)。

【野中選手】 初めて言ったじゃないですか! そんなこと(笑)。

【櫻井選手】 普通は言わないでしょ、こんなこと(笑)。これまでは相手として戦っていたときが多かったので、そのときの印象だと、きれいにこなすプレーヤーだなと見ていました。今、姫路でプレーしている野中選手は、ポジションが(オポジットからアウトサイドヒッターに)変わったというのもあるかもしれないですが、チームを盛り上げてくれる存在です。ウチのチームはおとなしい人がけっこう多くて、今までは元気に盛り上げるという子が少なかった。その中で、瑠衣は“新しいポケモン”みたいで(笑)、新鮮な風を吹き込んでくれているなと、すごく感じています。もちろん、「いい意味で」ですよ! 一緒にプレーしていても、すごく熱量をコートの中に出してくれる選手なので、周りも引っ張ってもらえる感じもありますし、本当にチームを明るくしてくれる印象です。

【野中選手】 ポ、ポケモン!(笑) 明るい、ビジュいい……って、プレーのことゼロじゃないですか(涙)。バレーをいまから頑張ります!

【櫻井選手】 プレーのこと、今から言おうか?(笑)

【野中選手】 いいです、いいです!(笑) では、次は、私が初カミングアウトということで。この間、ケアルームで治療しているときに……、

【櫻井選手】 怖っ! 変なこと言わんとってよ!

【野中選手】 美樹さんはそこにいなかったんですが、(チームメイトと)ヴィクトリーナ姫路のビジュアルランキングについてしゃべっていたことがあって。私が茨城にいたとき、ヴィクトリーナはそれまで友だちや知っている人とか本当に全然いなかったのですが、第一印象というか、観た感じの印象で、一番、美樹さん推しだったんですよ、ビジュで!

【櫻井選手】 嘘だ!

【野中選手】 これ、本当です! 対戦しているとき、セッターはネット際にいることが多いポジションですが、相手として対戦しているときも、「ビジュいいなぁ」と思っていることが多くて。私のなりたい顔ランキング、ヴィクトリーナの中で1位! 以上です!

【櫻井選手】 えっ! それだけ?

【野中選手】 では、プレーの話を。私は姫路に来てから、ポジションが以前と変わって不安なところもあったのですが、来た当初に比べたら徐々に成長できているかなと思っています。それは、美樹さんに育ててもらっているから。スパイクするうえで、助走のタイミングがすごく取りやすいトスをあげてくれるんです。トスの軌道もすごく打ちやすくて。成長させてもらっているなと思っています。

【櫻井選手】 最初は、自分もアウトサイドでのプレーは全く知らなかったので、トスをたくさん集めていい選手だったのか、あまり集めないほうがいいのか、試行錯誤していました。試合を重ねていくと打数が増えていくのですが、打数が増えたらけっこう乗ってくる子なんだなというのが、試合をやってみてわかったんです。なので、これからの試合でも、もっと配球を増やしていきたいなと思う選手。もっともっと目立つと思いますよ。

「瑠衣は“新しいポケモン”みたいで(笑)、新鮮な風を吹き込んでくれている」(櫻井選手)、「プレーのことゼロじゃないですか(涙)」(野中選手)(写真:ヴィクトリーナ姫路)

◆「姫路のホームゲームは特に、熱を感じます」(野中)

――では、お二人が感じる、ヴィクトリーナの魅力は?

【櫻井選手】 私がこのチームに入ったときから、上下関係があまりないチームだなと感じています。上の選手たちが作ってくれた雰囲気があって、今のチームにもそれが引き継がれている。みんなが自然体でいられるところが、このチームの良さかなと思います。あとは今、自分が一番(年齢が)上になっているので、下の子と話さないといけないなと思いつつ、コミュニケーションをとろうとしているんですが、自分もそんなにワーワーいけるタイプではないので。ちょっとずつ距離を縮められたらなと思って声をかけています。

【野中選手】 移籍してきたばかりの頃は知り合いもほとんどいなくて、少し怖そうな印象もありましたが、実際は包み込んでくれるようなお姉さんタイプの人が多い。自由にやらせてもらっていますし、自分らしくいられるチームだなと感じています。そういう環境を作ってくれているのは、上の人たちやチームのおかげだと思うので、本当に感謝しています。

【櫻井選手】 下の子にそうやって言われるのは、すごくうれしいことですね。

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