ヴィクトリーナ姫路 櫻井美樹と野中瑠衣が語る【後編】レジェンドへの思いと姫路愛「目標は姫路城!」

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 ラジオ関西2026年春のタイムテーブル表紙を飾るのは、今年3月で運営会社が創設10周年を迎えた、姫路のプロバレーボールチーム、ヴィクトリーナ姫路。2025-26シーズンのSVリーグでは上位争いに堂々と参戦中です。その原動力となっているのが、クラブとともに歩んできたセッター・櫻井美樹選手と、今シーズンから姫路入りすると主軸として奮闘する野中瑠衣選手です。インタビュー【後編】では、女子バレー界のレジェンドでヴィクトリーナ姫路初代監督・竹下佳江さんへの思いや、目標のベスト4入りへの意気込みなどを聞きました。

ヴィクトリーナ姫路の櫻井美樹選手(左)と野中瑠衣選手(写真:ヴィクトリーナ姫路)

◆「10周年迎えるヴィクトリーナでプレーできてすごく幸せ」(櫻井)

――運営会社が3月で10周年を迎えたヴィクトリーナ姫路。チームとしては2026-27シーズンで10周年となります。歴史に立ち会っている意義深さも感じていますか?

【櫻井選手】 私が入る前は、(専用の)体育館がなかったり、いろいろ話を聞いていました。私が入ったときも、クーラーがないなど、設備が整っていない状況で練習や試合を重ねていくシーズンがありました。そういった時代を経て、今のいい環境でやらせてもらえているのは、歴史を踏んでいっているなと思います。自分もこんなに長く競技をやるとは思っていなかったですが、10周年を迎えるときに自分がヴィクトリーナでプレーできていることはすごく幸せなことだなと思っています。

――櫻井選手は2019年からヴィクトリーナに加わりましたが、ここまでのチームの成長をどう見ていますか。

【櫻井選手】 なかなか勝てないシーズンが何年も続き、(以前は順位やカテゴリーが)上がったり下がったりという感じでしたが、いま、こうして勝ち星がたくさんあげられているのは、チームとしてすごくうれしいこと。また、メンバーもシーズンごとにけっこう変わるので、毎年のように「どんなチームになるんだろうな」という思いがあり、すごく冒険的なところもあるチームだなと感じています。

櫻井美樹選手(中央)(写真:ラジオ関西)

――今秋には今のヴィクトリーナ・ウインク体育館のそばに新アリーナが完成します。先のSVリーグのオールスターゲームでは神戸の新アリーナ(ジーライオンアリーナ神戸)でプレーした野中選手にとっても、新たなアリーナでの試合を楽しみにしているのでは?

【野中選手】 オールスターで神戸のアリーナに行かせてもらいましたが、あそこはちょっとレベルが高いというか、すごい場所でした。ただ、そういう環境でプレーできるのは、選手としてすごく幸せなことです。勝ったり負けたりはもちろんありますが、たくさんの方に来ていただくためには、そんな環境(を整えること)やエンターテインメントなどで非日常を味わってもらって、何回も来たいなと思ってもらうことがすごく大事だと思っています。そういう意味でも、新しいアリーナができるのはすごく楽しみ。また、ヴィクトリーナが10周年ということで、私はまだここに来て1年も経っていないですが、10周年という短い期間で、ここまでの(強豪)クラブになっているのは、本当にたくさんの方の努力の賜物。そこに自分も少しでも貢献して盛り上げたいなと思います。

◆「チームにいい影響を与えられるよう、自分がやれることを精一杯やりたい」(野中)

――女子バレー界のレジェンドで、ヴィクトリーナ姫路の初代監督、現在はラジオ関西『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ』パーソナリティーも務める竹下佳江さんについて。お二人にとっては、どのような存在ですか。

【野中選手】 実はあまり直接お話しする機会は多くないのですが、小学生のときテレビで見ていた方なので、最初はすごく厳しい方なのかなという印象でした。でも、実際にお会いするとすごく優しくて。プレシーズンマッチのあとに少しごあいさつさせてもらったんですが、オリンピックや世界バレーなどでメダルを取っている方ですし、やっぱりレジェンドだなと感じました。

【櫻井選手】 (監督、選手の間柄だった)私にとっては、一言で言うなら、「お母さん」みたいな存在です。勝てない時期もありましたが、セッターとしての悩みをたくさん聞いてもらいましたし、アドバイスもいただきました。プレー面だけでなく、メンタルの部分でも助けてもらった、すごく大きな存在ですね。ちなみに、この間、ラジオで「体育館に来てください」と呼びかけたら、チョコレートを持ってきてくれました(笑)。

【野中選手】 そういうことだったんですか! そんなことも知らずにいっぱい食べてました……。

【櫻井選手】 たくさんお礼を言いました。またリンツをお願いします!(笑)

ラジオ関西で番組パーソナリティーをつとめる、竹下佳江さん(左)とタージンさん(写真:ラジオ関西『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ』)

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