新年度を前に、神戸市は幼稚園や保育所などから小学校への円滑な移行を図る「幼保小接続」の取り組みを進める。入学時の環境変化による不安軽減が狙いで、およそ10年前から「神戸つばめプロジェクト」として展開する。

市は年長から小学1年生までの2年間を「架け橋期」と位置づけ、学びや生活の変化を段階的に緩和する。
入学直後は、通常45分の授業を15分単位に区切るほか、教科横断の活動も取り入れる。学校生活への適応を促す工夫だ。
幼稚園・保育所と小学校の教員が互いの保育や授業を見学し合うほか、合同研修も実施。成長を見通した連携につなげる。
「つばめ」の名前には、子どもたちの成長を支える地域や保護者の姿を重ね、“地域みんなで子どもを育てる”という思いが込められているという。
国は、妊娠期から小学1年生までの「はじめの100か月」を重要な時期と位置づける。幼児教育と小学校教育の接続強化は全国で広がりを見せる。
市の担当者は、入学を迎えた新小学1年生の保護者に向けて、「不安があれば学校に相談してほしい。家庭でも『小学校が楽しみだね』と前向きな気持ちを伝えてほしい」としている。







