神戸の観光バス会社 コミュニティバスの運行事業に参入「小回りの利く運行で地域に貢献したい」

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 全国的に運転手不足や利用者減少による路線廃止が進む中、この春から、神戸市西区の観光バス会社が、同区内の学園都市エリアでコミュニティバスの運行事業に参入している。

平野観光が所有するバス
平野観光が所有するバス

 神戸市西区の観光バス会社・平野観光。2005年に運送会社から独立し、中型バスやマイクロバスを中心に事業を展開している。

 コロナ禍では観光需要の落ち込みにより厳しい状況が続いた。しかし、その一方でスクールバスの運行管理を担うなど、新たな事業分野を開拓した。

 平野観光を運営する田中総合商事の社長・山高明子さんは、「苦しい時期ではあったが、会社としてステップアップできた期間でもあった」と振り返る。

 そして、このたび、新たに路線バス事業にも挑む。4月から平野観光が西区学園東町地域で、地域コミュニティ交通「にじ色バス」の運行を担当する。

 山高さんは「今後も免許返納や人口減少に伴う交通課題は増えていく。小さなバス会社だからこそ、小回りの利く運行で地域に貢献したい」と語った。

平野観光の代表取締役社長・山高明子さん
平野観光(田中総合商事)の代表取締役社長・山高明子さん

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 人材不足が深刻なバス業界だが、同社は長年勤務するドライバーが多く、かつ、社員からの紹介で新たな人材も加わっているという。高齢となったドライバーは車両管理など経験を生かせる業務に携わり、長く働ける環境づくりを進めている。

 運行を支える1人、部長の吉田香織さんは、見積もり作成から配車、運行管理、ドライバー教育まで幅広く担当。30時間以上におよぶ研修を通じて安全運転を徹底するとともに、コミュニティバスや小学校の水泳授業送迎など、地域のニーズに応じた運行にも取り組んでいる。

部長の吉田香織さん
部長の吉田香織さん

 観光バス会社の枠を超え、地域の交通サービスへと事業を広げる同社。山高さんは「最後は人と人。従業員の声を聞きながら、一緒に会社をつくっていくことを大切にしている」と述べた。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

代表取締役社長・山高章子さん(写真中央)と部長・吉田佳織さん(写真右)、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
平野観光(田中総合商事)の代表取締役社長・山高章子さん(写真中央)と部長・吉田佳織さん(写真右)。左はラジオ関西パーソナリティーの三上公也氏

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