姫路市から認定こども園に支給される給付費約9400万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた私立「わんずまざー保育園」(廃園)の元園長の女(48)に対する公判が1日、約1年1か月ぶりに神戸地裁姫路支部で開かれ、元園長は罪状認否で無罪を主張した。
2019年4月25日に開かれた初公判で、弁護側は起訴内容の認否を保留。この日、元園長は「だまし取ろうとした事実を認めません」などと改めて否認、無罪を主張した。
起訴状などによると、元園長は2015年4月~2017年2月、最大定員48人を上回る園児を不正に受け入れているのを隠し、在籍数を過少に報告して姫路市から給付費合わせて約9400万円を詐取したとされる。