神戸西警察署の幹部らが3月下旬に神戸市内の居酒屋で懇親会を開催し、当時の署長や副署長ら出席者が相次いで新型コロナウイルスに感染したとされる問題で、兵庫県警は15日、当時の署長と副署長について本部長による厳重口頭注意処分とした。
懇親会は3月27日に開かれた。政府による兵庫・大阪・東京など先行する7都府県に向けた緊急事態宣言の発令前だった。出席した5人が感染し、署内の感染者は出席者を含め12人にまで広がった。署長と副署長は交代した。
当時の署長はラジオ関西の取材に「十分に思慮せず、軽率な行動だった。市民の皆様にもご迷惑をお掛けし申し訳なく思っている」と話した。