4月から月1回放送されているラジオ関西のプログラム「濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信」。3回目の放送が6月15日(月)に『PUSH!』の中で行われた。
このプログラムでは、2018年の「R-1ぐらんぷり」王者で、「ひょうごユニバーサル大使」でもある“盲目の漫談家”濱田祐太郎さんが、「ユニバーサル社会」の重要性ついて発信している。「ユニバーサル社会」とは年齢・性別・障がいの有無や、言語・文化などの違いに関わりなく、すべての人が地域社会の一員として尊重される社会のこと。
この日は、丹波篠山を中心に活動を続ける兄弟メッセージデュオ、「ちめいど」の雄介さん・雄大さんを迎えて、兵庫県が取り組んでいる「ユニバーサル社会づくり」のキーワードの一つ、【ひと】にスポットを当てた。
「ちめいど」の二人は、生きることの素晴らしさや命の大切さ、人生の応援歌などメッセージ性の強い楽曲を歌い、人権・平和・福祉・ふれあいなどの現場に訪れている。
その活動の場の一つが毎年開催されている「とっておきの音楽祭」。障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみながら「心のバリアフリー」を目指すことを目的に開催されている、無料の街角コンサートだ。もともとは2001年に仙台でスタートしたイベントだが、その輪が全国に広がり、ちめいどの地元「丹波篠山」でも開催されるようになった。(※今年4月に丹波篠山で開催予定だったコンサートは残念ながら中止に)
濱田さんは「音楽ができる人はモテるからうらやましい」と冗談で妬みつつ、「音楽の力はすごいと思う。芸人だったら出囃子でテンションが上がる」とコメント。また「たまに出囃子ではなく司会者の紹介で送り出されるが、“大いに笑っていただきましょう”と言われるとやりにくい」と芸人あるあるも披露した。
「とっておきの音楽祭」に続いて話題に上がったのは、兵庫県の取り組みのひとつ「みんなの声かけ運動」。簡単に説明すると、障がいのある方、高齢者、妊婦さん、小さなお子さん連れなど、困っている方に対して、みんなで声をかけて助け合う社会を目指す運動のこと。
兵庫県ではこの「みんなの声かけ運動」を地域で実践・普及する推進員を募集している。県のホームページから申し込みできるが、5月末の時点で4897人が登録している。
『濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信』2020年6月15日放送回