「自分自身が楽しみながら、毎日を一生懸命に過ごすことが健康の秘訣です！」
そう笑顔で話すのは、元町駅西口の北側にあるカフェ『パーラー ネムの木』の店主、吉原栄美（よしはら・てるみ）さん。オープンして6年。「ココロとカラダの健康」をコンセプトに、素材や調理法にこだわったメニューを提供している。
10年ほど民間の企業に勤めた吉原さんは、「自分のお店を開きたい！」ただその想いで『パーラー ネムの木』をスタートした。コーヒーの入れ方を学んだのは、なんとオープンの3日前だったという。「今考えたら無謀ですよね！」と無邪気に笑う吉原さんだが、夢に向かって真っすぐに、苦労と努力を重ねながら一生懸命お店とお客さんに向き合ってきた。
オフィス街にある『ネムの木』を訪れる人は、スーツを着たサラリーマンから若い女性まで幅広い。吉原さんは1人で店を切り盛りしながら、お客さんの疲れた表情を見て、企業で働いていた頃を思い出していたという。とにかくいっぱいいっぱいで、不規則な生活を送っていたあの頃。だからこそ、「仕事の合間、このランチの時間だけでも、おいしく健康な食事で癒されてほしい」と、「自然食」のランチメニューの提供を始めた。なかでも「重ね煮」と「発酵」をとりいれた「おはしランチ」は大人気だ。
重ね煮とは、野菜などの素材を一定の順序で層になるよう鍋に重ねて火を加える調理法のこと。素材が本来持っている「うまみ」を最大限に引き出すもので、これが驚くほど優しくておいしい。この手法で調理された手作りのお惣菜と、餌や水・環境にこだわって育てられた有精卵の卵かけごはんをセットにしたのが、「おはしランチ」だ（税込850円）。「営業時間中は忙しくお客さん一人ひとりとゆっくり会話ができないから……」と、卵一つひとつには「ありがとうございます」というメッセージが。
【パーラー ネムの木】
http://nemu-no-ki.com/
Instagram
https://www.instagram.com/nemunoki_parlor/
※情報は2020年6月24日現在のものです。最新の情報は、直接お店にご確認ください。
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