第632回 令和2年2月18日(火)
第632回 放送番組審議会議事録
1.開催年月日
令和2年2月18日(火) 14時00分
2.開催場所
本社 役員会議室
3.委員の出席
委員の総数:5名
出席委員数:5名
出席委員の氏名:松岡健|渡辺真二|内藤良介|伊藤亜都子|林芳宏
会社側出席者:代表取締役社長 桃田武司|編成営業局専任局長 池添哲也
4.議題
(1)社業報告
・経営数字について
・新型肺炎の影響について
(2)事務局からの報告
・第20回高校生マイクバトルの開催報告
(3)試聴
試聴番組:『HOW to 1・17』
放送時間:令和2年1月17日(金) 18:00~19:30
放送内容:震災を経験していない若い社員たちがゼロから作り上げた番組。未経験だからこそ、震災について思うこと、考えたことを多角的に構成。あなたの命を守るための方法、あなたと大切な人が生きるための “How to”を放送。
5.審議内容(各委員発言の大意)
委員:ラジオ関西ならではという感じで構成された番組。敢えて阪神淡路大震災時にはまだ生まれていない若手アナウンサーを起用していて、面白い取り組み。25年という節目に過去・現在・未来と上手く入り混じっていた番組で良かった。テンポよく前向きに学ぶという構成で、1時間半の番組だが短く感じた。
過去を振り返るところで経験した三上アナや林アナをゲストの形で入れてもアクセントになってよかったかもしれない。若手二人のアナウンサーの関係性も垣間見た気がした。
委員:防災とラジオは大事な関係。体験していない若手起用がよかった。内容も単調にならないよう区切りよく構成していた。今ならではの新しい防災グッズを紹介していたし、津田アナと春名アナの役割分担も上手く出来ていた。
もう少し当時のラジオ関西がどうしたかを具体的に伝えるところがあってもよかったのでは。アクアチャージには関心があったが、彼らの説明では頭に浮かばなかったのが残念。
委員:未経験の若手アナが発信する形が良かった。説明もわかりやすかった。我々のように体験した人は、当時何もない中で目の前のことをやっていたが、事前にこういう番組で情報を得ておくと、危機管理意識が高まり、改めて気を引き締めようと思った。
起震車の揺れている音が伝わりにくかった。津田アナが人と防災未来センターで体験したのはブレーチングだと思うので、キチンと伝えてほしかった。二人のインタビューの仕方に違いを感じた。春名アナは新聞記者的な聞き方で一問一答、津田アナはアナウンサー的な会話的な聞き方だった。
委員:被災したラジオ関西として、この1月17日にこういう番組を作って放送したことは大変大事なこと。若い人へのメッセージという点では、同じ世代のアナウンサーが伝えたことで、しっかり届いたのではないか。1時間半という長い番組だったが、必要な番組であったかと思う。
起震車やアクアチャージを実際に見たいと思ったので、ウェブ連動が必要だと思った。津田アナはテンポも声質もよく、非常に高い技術を持っているが、純粋な神戸弁ではないのか、アクセントが気になった。また同期のアナなのでタメ口のところもあったが、こういう番組ではそこまで出さなくてもいいのでは。こういう番組は今後も続けてほしいので、体験した先輩アナのノウハウも入れてやってほしいと思う。
委員:1時間半という時間は良かった。この手の番組は重くなりがちなになる中、そうならないような番組の雰囲気だったのが印象的。25才という震災と同じ年の両アナウンサーが伝えるということも意味のあるものだったと思う。
もう少し自分たちと同世代に向けて伝えようと絞った方が、コンセプトが生きたのではないかと思う。そこにアドバイザー的に体験したアナウンサーを入れることで、さらに同世代に響かせられたのではないかと思う。あとドラマ部分で救急車がくるまで6分とあったが、当時を体験した私的には、消防車も救急車も来ないということが教訓になっているので、これは違うのかなと思った。
事務局:本日は貴重なご意見をありがとうございました。
6.審議会の答申、または改善意見に対してとった措置およびその年月日
特になし
7.審議会の答申、または意見の概要を公表した場合におけるその内容放送年月日
「意見の概要の公表」
自社放送:令和2年2月25日(火) 17時55分
自社ホームページ:令和2年3月以降
神戸新聞:令和2年2月25日(火) 朝刊
本議事録の備置き:令和2年3月中旬以降に、ラジオ関西の本社および東京支社・大阪支社・姫路支社に備え置く
8.その他の参考事項
特になし
9.次回放送番組審議会
令和2年3月18日(水) 14時00分からを予定
以上
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