第671回 令和6年2月15日(木)
第671回 放送番組審議会議事録
開催年月日
令和6年2月15日(木)
開催場所
ラジオ関西役員会議室
委員の出席
- 委員の総数
- 5名
- 出席委員数
- 4名
- 出席委員の氏名
- 中部剛
- 多名部重則
- 渡辺真二
- 伊藤亜都子
- 会社側出席者
- 代表取締役社長 小野秀明
- デジタル戦略局長 池添哲也
議題
社業報告
- ポッドキャスト番組の現状について
事務局からの報告
- はたちの献血キャンぺーンCMコンテストについて
試聴
- 試聴番組
- モリユリのこころのメロディ~弟・渉の命がつないだ希望
- 放送時間
- 令和6年1月17日(水) 18時00分~19時00分
- 放送内容
- 福音歌手の森祐理さんが自身の番組が10年目を迎えるにあたり、特別番組として当時の想いを振り返り、また期せずして起こった能登半島地震の被災者に対しても同じ悲しみがわかる経験者として、神戸からのメッセージを込めて制作、放送しました。
審議内容(各委員発言の大意)
- 委員
- 阪神淡路大震災から29年の1月17日放送で、亡くなった弟さんの当時の話、その後の森祐理さんの葛藤の話、また1月1日に起こった能登半島地震にもふれて、組み合わせが絶妙で涙ながらに聴かせてもらった。震災後やるせない感情を持ちながらも前を向いていこうとする話も共感できた。
来年30年の節目になるが、能登半島地震1年と同時になる。かなり注目されると思われる。神戸市としても長期的に応援することになっていくでしょう。 - 委員
- 森祐理さんは声がきれいで品があるので聴きやすかった。自身の経験に基づいて歌を通じて被災者に寄り添っていたり、心にポイントを置いているのが伝わってきた。最近は若い世代の人が頑張って伝えようとしているが、弟さんのように当時20才~30才代の人の話がメインで深みや重みがあった。デジタル技術で現代の災害にも生かせると思う。そういう観点からもすごく意味のある番組だったのではないかと思う。
今回の能登半島地震は阪神淡路から29年経っているのに、同じことを繰り返しているような感じ。どこが良くなっているのか、まだ改善されていない所はどこか、検証しないといけない。また当時助けてもらった人がどうお返ししていけるのか、こういうのは番組としても追えるのではないか。 - 委員
- この時期の震災関連番組として何年も聴いているが、この番組は当時、森祐理さんの弟さんの作り物でない現実に起こっていた話。このようなストーリーが今の能登でも起こっているのだと痛感した。ゲストの住田さんの話がバランスよくまとまっていた。
震災はいつどこで起こるかわからないのが現状。その中で自治体は3日間は自身で備えをと言っているが実際には難しい。実際に起こった場合はいかに他地域と連携していけるかが大事。起こった当初はライフライン等のエリア限定の情報が中心になるが、来年の阪神淡路30年、能登半島1年の際には、もっと局部的に色んなことが起こっているのだという、さらに深く広いスペシャル番組をやってほしいと思う。 - 委員
- 心の復興は人でしかできないという住田さんの言葉が印象的だった。この番組で事実のすごみを感じたし、強いインパクトがある番組だった。
京都防災研の矢守さんが、地域の中で災害後3日間は自分達で備える必要性、そういう日常的な地域づくりが大事だと指摘していた。
来年の阪神淡路大震災30年、能登半島地震1年で委員の方々から出た意見を参考に取り組んでほしいと思う。 - 事務局
- 本日は貴重なご意見をありがとうございました。
審議会の答申、または改善意見に対してとった措置およびその年月日
特になし
審議会の答申、または意見の概要を公表した場合におけるその内容放送年月日
意見の概要の公表
- 自社放送
- 令和6年2月19日(月)17時14分
- 自社ホームページ
- 令和6年3月中旬以降
- 神戸新聞
- 令和6年2月24日(土)朝刊
- 本議事録の備置き
- 令和6年3月下旬以降に、ラジオ関西本社および東京支社・大阪支社・姫路支社に備え置く
その他の参考事項
特になし
次回放送番組審議会
令和6年3月14日(木)14時00分を予定
以上
- 第670回 令和6年1月25日(木)
- 第671回 令和6年2月15日(木)
- 第672回 令和6年3月14日(木)