スマスイの愛称で親しまれる神戸市立須磨海浜水族園を舞台にした映画「スマスイ」。
1957年に神戸市立須磨水族館として開業したスマスイは老朽化のために2023年度中の建て替えが決定している。
そこで次の世代へ現行施設の記憶をつなぐため映画化！
仕事を失い、妻に逃げられた主人公・田中一郎が、新しい職場に選んだスマスイで新米飼育員として奮闘するストーリー。
就職活動と将来に悩む大学生カップルや、妻の仕事復帰を機に家族関係がぎくしゃくする夫婦、病を患い余命宣告を受けた医師とその妻。
スマスイを訪れる3組がそれぞれのパートナーとの関係に向き合いながら未来への一歩を踏み出していく。
そして一郎も人々の優しさにあふれたスマスイで成長を遂げていく……。

映画には神戸の劇団赤鬼のメンバーのほか、スマスイで働く多くのスタッフも自ら出演。
イルカやラッコ、ゴマフアザラシ、ペンギン、熱帯魚など人気の生き物たちも総出演だ。
なかでも一郎を見守るスマスイの主として登場するケヅメリクガメの大ちゃんは、ラジオ関西パーソナリティー・谷五郎さんのアフレコとともに名演技。
また、物語では阪神淡路大震災直後のスマスイの様子も描かれ、当時の職員たちの熱意が胸を打つ。
2020年1月には神戸国際会館こくさいホールに1200人を集める「震災25年特別上映会」を実施した神戸市民が愛する話題作！

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