からし蓮根、初のM-1決勝を振りかえる「俺らは出んでええやんと思ってしまった」その真意とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

からし蓮根、初のM-1決勝を振りかえる「俺らは出んでええやんと思ってしまった」その真意とは

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 お笑いコンビ・からし蓮根が、27日放送の冠ラジオ番組『さしよりからし蓮根』(ラジオ関西、金曜午後10時~)で、初出場となった『M-1グランプリ2019』決勝についてトークを展開した。

からし蓮根青空
からし蓮根のツッコミ担当・青空(写真:ラジオ関西)

 大会当日、ツッコミ担当の青空の出身地・熊本県小国町では「からし蓮根M-1決勝応援パブリックビューイング」を開催。小国町全面バックアップの元、おぐに町民センター3階で開催されたイベントには、約150人が駆け付け、初の熊本県出身M-1ファイナリストにエールを送っていた。後日、その様子を母親から見せてもらったという青空は、「すごかった。バレーボールの応援のときみたいに皆が黄色いバルーンを持って、俺らが漫才でボケてツッコむ度に叩いてた。冬の甲子園よ」と伝えた。

からし蓮根のボケ担当・伊織(写真:ラジオ関西)
からし蓮根のボケ担当・伊織(写真:ラジオ関西)

 総数5040組がエントリーした『M-1グランプリ2019』。22日の決勝戦では、ネタ順をその場で決定する笑神籤(えみくじ)の結果、常連コンビのかまいたちと和牛が大会序盤で登場することとなった。彼らの完成された漫才とその評価を目の当たりにして、青空は、「正直もう出んでええやん。俺ら。今年の(M-1という)ライブにいらんやん。これで完成してるし。もうチケット代分を笑かしてるやん」と思ってしまうほどのすごさだったと告白した。そして、「M-1という大会を邪魔せずに、次のコンビにパスしよう。M-1を成功させよう」と意識を切り替え臨んだ。過度な緊張はしなかったと言うが、日本国民と豪華審査員が熱い視線を送る“4分間”は、いつも通りというわけにはいかず、「精神的に落ち着いてできたけど、体感ではテンポが速かったと思う。体がついていってないというか」と振り返り、6位という結果に関して「もっとできたとも思わん。それが悔しい」と素直に自身の力不足だったと認めた。

 また、上沼恵美子ら審査員の講評については、「もっと怒られるかと思った。俺のツッコミの言葉は汚いし、他に比べたら荒いし…怒られるつもりでいったけど、それを良い風に…一生懸命やってるという感じに捉えてもらった。ありがたい」と述べ、さらに幼少期から憧れの存在である松本人志が自分の漫才を観て講評してくれたことが何よりもうれしかったようだ。

 大会の結果、からし蓮根と同じ大阪のよしもと漫才劇場を中心に活躍するミルクボーイが若手漫才師の頂点に立った。「すごかったなあ。あのネタは何回見てもおもろい。ミルクボーイさんは周りの人がどれだけ売れても変わらずにあのスタイルをやり続けて…本当にすごい。泥水すすっとったからなあ。不遇というか。埋もれとったもん完全に。あんなにおもろいのに。漫才劇場でウケないときもあったし。それでも、やり続ける意思。ずっと仕上げてたもんなあ」と先輩コンビについて語り、有名無名に関わらず、実力だけでチャンピオンになることができるこの大会に改めて希望を感じた様子だった。

からし蓮根(写真:ラジオ関西)
からし蓮根(写真:ラジオ関西)

 初出場となった今大会では「火の国ストロング」というキャッチコピーで紹介された、からし蓮根。優勝という大きな目標を掲げて臨むも、不完全燃焼で終わることに。2020年は、ストロングスタイルで自身の漫才を完成させ、忘れ物を取りに行けるか。注目だ。

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