神戸や大阪で20店舗展開しているんですが、今は営業自粛で、稼働しているのがこの店(天神橋筋商店街「鉄板食堂・えびす」)1店舗だけなんです。アルバイトスタッフはもちろん従業員は休業させざるを得ない状態で(運営する)会社はどうなるんだろう、会社が持ちこたえても私たち自身がどうなるんだろう。無傷のままでは済まないですよ。だからテイクアウトの500円弁当やデリバリーで何とかモチベーションを保ってます。歩合制だったらとてもとても……6月には再開できることを信じてます」
■『大阪モデル』”見える化”が重要、全国的に流れが…
「大阪モデルについては、全国的に流れを作るんじゃないかと思いますよ。結果はどうなるかわかりませんが、吉村さんよくやったと思います。7日間様子を見て、我慢して指標というか目標を設定して私たちのモチベーションを維持するには“見える化”が大事です」
※大阪府は約1か月延長が決定した緊急事態宣言の規制を早期に緩和させるための独自基準「大阪モデル」を5日に決定。吉村洋文知事は、▼新規PCR検査での陽性率が7パーセント未満、▼新型コロナウイルス感染による重症患者を受け入れる病床使用率が60パーセント未満など、感染状況を4つの信号に分け、警戒信号が7日間点灯しない場合、自粛を解除するとしている。15日時点で緩和の判断に入る見込み。兵庫県、京都府も足並みをそろえる動きが。
政府の専門家会議は、収束のスピードは期待されたほどではなく、感染第二波の拡大を懸念して医療体制へ大きなダメージが生じるおそれがあると指摘。普段の生活で実践できるのか、いつまで続けるのか、戸惑いの声が多く挙がる。