兵庫県の井戸敏三知事は、18日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染が広がる状況下で豪雨災害などが起きた場合に対応するガイドラインを策定する方針を示した。全国に先駆けての取り組みとなる見通し。
井戸知事は、「まもなく台風シーズンが始まる。避難所の対策を考えなければならない」と強調。「関西広域連合では、すでに感染症が起きたときの対応をまとめている。このベースを活用する」とした。
具体的には、(1)換気が十分でないこと、(2)避難所内の人の配置が「密」になること、以上の2つを問題だと指摘。避難できる場所の確保について「県有施設をはじめとした公共施設だけではなく、民間施設にも場所の提供をお願いすることもある」と考えを述べた。
策定の目途については、「6月から雨期がはじまる。原案はまだだが、今月中に方向性を出したい」とした。