動画配信サービスNetflixで公開中の韓国ドラマ『梨泰院クラス』、『愛の不時着』が日本国内でも爆発的な人気です。筆者もこの2作をきっかけに、韓国ドラマにハマってしまったのですが、作品を楽しむたびに気になるのが、韓国のお酒文化です。
現代をテーマにした作品なら、必ず居酒屋でお酒を飲むシーンが描かれているといっても良いでしょう。といっても、それは韓国に限ったことではないかもしれませんね。
しかし、韓国ドラマだけで登場するものがあります。それは「緑の小瓶」です。
居酒屋のどのテーブルを見渡しても「緑の小瓶」が置かれています。日本語字幕でその正体が焼酎だと分かるのですが、ドラマのなかで韓国の人々は、年齢や男女にかかわらず皆、焼酎を小さいグラスに注ぎ、グイッと一飲みして楽しんでいます。これは日本における焼酎のイメージとは少し違いますよね。実際のところ、韓国における焼酎の存在はどのようなものなのでしょうか?
「韓国ではビールより焼酎文化ですね。居酒屋に入るとほとんどの席で焼酎が飲まれていますよ。アルコール度数は比較的高いですが、割らずにストレートで飲まれる方が多いです。女性も焼酎ですよ。韓国人は、日本人よりもお酒が強いのかもしれませんね」
韓国での焼酎文化について教えていただいたのは、神⼾三宮の韓国語教室「セットン」の代表イ・スンソンさん。やはりドラマのとおり、韓国では焼酎は国民酒として愛されているという。
また、シェア50パーセントを超える韓国で最もポピュラーな焼酎『チャミスル』を販売する眞露株式会社にも韓国焼酎について問い合わせをしてみました。
同社マーケティング部によると、「日本では、一杯目にビールで乾杯することが一般的ですが、韓国では乾杯から焼酎を飲むことがほとんどです」とのこと。「会社のメンバー、友人グループなどあらゆるシーンで楽しまれています。やはり韓国料理と相性がよく、キムチ鍋など辛みのある料理と合わせて食べるのが合いますね。『チャミスル』は、ほんのり甘みがある焼酎なので、辛みがほどよく緩和されるんです。他には、麻婆豆腐やチキン、焼肉なんかとも合いますよ」(同社広報担当)
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