韓国ドラマにハマっています。筆者は『愛の不時着』、『梨泰院クラス』をきっかけに韓国ドラマにハマってしまった“初心者”なのですが、自粛期間を機に、一気に10作品ほど鑑賞してみたところ、同じような展開によく遭遇することに気がつきました。この記事では、そんな韓ドラ初心者の筆者が感じた韓国ドラマあるある場面5選を紹介します!

●財閥の力が強すぎる!
韓国ドラマの中では財閥の存在が欠かせません。たびたび作品中で、一般市民とは桁違いのゴージャスな暮らしを確認することができますが、その資金力から、国家権力を超越するほどの力を有していることもしばしば。犯罪を金の力でもみ消すことさえあります(笑)。もちろんこれは作品上の話ですが! また、『愛の不時着』でも印象的な“ドロドロの後継者争い”もよくある展開ですね。

●家族や友人が勝手に家に入ってくる
日本の住宅の施錠方法といえば鍵が一般的ですが、韓国では携帯電話のように暗証番号を押せばガチャッとドアが開くという方式(電子錠)が多く利用されています。これはとても便利!
しかしその反面、暗証番号さえ知ってしまえば誰でもその家に入れるということです。それゆえ、自宅で恋人と二人きりでいいムードになったときに、暗証番号を知っている家族や友人が勝手に入ってきて台無しになる……という展開がドラマでよく発生しています(笑)。日本ではありえない展開ですよね? これは韓国ドラマを観て最も驚いた要素のひとつです。
そういえば、私が観たなかで、家の暗証番号が自分の誕生日だというパターンが二度あったのですが、さすがにそれはセキュリティ緩すぎません?(笑)

●母親が縁談を押し付けてくる
韓国ドラマでは「お見合い」のシーンが頻繁に登場します。そのほとんどが良い家柄の相手とのお見合いを親が勝手にセッティングするというもので、主人公とヒロインのピュアな恋の行方を妨害することに……。韓国では、結婚において人柄だけでなく、家柄や経済力、学歴も重要視されるようで、そこに家族が納得しない限り結婚に至るのは難しいそうです(今はかなり変わってきているそうですが…)。ドラマではたいてい、どちらかの母親が大反対しますね(笑)。

●Tシャツやポスターにモザイクがかかっている
登場人物のTシャツにモザイクがかかっているという場面によく遭遇します。おそらく有名なキャラクターがプリントされているがゆえに生じた権利関係の問題なのでしょうが、人間はモザイクの下が気になってしまう生き物なので、どうしても一瞬気が散ります……。また企業のロゴが見えないように黒いテープで隠されていることもよくありますね。ドラマのスポンサー以外の商品にはそういう対応をするそうですが、それにしてもちょっと隠し方雑じゃないですか?(笑)

●ラブコメ作品にもサスペンス要素があったりする
作品のキービジュアルやキャッチコピーから「これはキュンキュン系のラブコメなんだろうなあ」と推測して気楽に観ていたら、複雑な殺人事件が起こって意外とハラハラする……なんてことありませんか? 主人公とヒロインのラブストーリーと並行してサスペンス的な展開が進んでいく作品は少なくありません。筆者は男性なのですが、私が男性にも韓国ドラマを勧めたい理由はここにあります。脚本の力に魅了される作品が非常に多いですね!

(神吉将也)
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