しっとりと聴かせるメロディなのに、聴けば心のうちから力強さが湧き出る音楽を奏でるニューレトロアーティストのANTENA。期間限定受注生産シングル『All right, good night』を発売し、リスナーに直接CD音源を届ける。ボーカル、渡辺諒がラジオ関西『PUSH!』で制作した動機を話した。
■新しいけど、どこか懐かしい「ニューレトロ」とは?
――2017年にメジャーデビューしたANTENAですが、音楽のコンセプトを「ニューレトロ」と表現しています。「ニュー」と「レトロ」と相反するふたつですが、どのような意味なんですか?
サウンドは新しくメロディーは懐かしい音楽です。俺はちっちゃいときから昭和歌謡の音楽を聴いて育ったんですよ。だから、サウンドは洋楽サウンドであるけどメロディーは自分が辿ってきた昭和歌謡の懐かしいメロディーで、音楽の形っていうのを作りたいということで「ニューレトロ」と表現しました。
――なぜ昭和歌謡を聴くように?
父親の影響ですね。昔の曲がよく流れている家庭だったんですよ。
父親が車の中でキャンディーズを流していたりしていたので。そういうところからピンクレディーに派生したり、フォークソングに走ったり。
――声も魅力的ですよね。
初期のころはギターロックに乗せて結構声を張り上げていたんですけれども、ボイストレーニングに通いだした頃に「君の声質なら張り上げない方が良いよ」と言われて、今の歌い方に変えてましたね。
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