「梨泰院（読み方：イテウォン）」。以前から首都・ソウルの名所の1つとして知られていましたが、最近改めて脚光を浴び、もしかすると2020年に初めてこの地名を耳にしたという方も多いかもしれません。
動画配信サービスNetflixで公開中の大人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』がそのきっかけとなっています。
ソウルの飲食激戦区「梨泰院」で小さな居酒屋を開店させたパク・ソジュン演じるパク・セロイが、仲間たちと成功を目指していく様子を描く『梨泰院クラス』。この作品に魅せられ、新型コロナウイルスの収束次第、すぐにドラマの舞台へ降り立ちたいと願ってやまない人が確実に増えていることでしょう。
今回は、梨泰院のある龍山（ヨンサン）区在住のキムさん（韓国語教室・オンラインレッスン「セットン」スタッフ）に、オススメスポットや注意点を聞きます。
――梨泰院ってどんなところなんですか？
梨泰院のある龍山区に米軍の基地があった（2018年に平沢に移転）関係で、外国の文化や人が集まっているところですね。各国の大使館もあったりします。僕は東京に住んでいたことがあるのですが、日本だと六本木の雰囲気が近いかなと思います。夜の街ですね。
――『梨泰院クラス』の作品では、飲食店の激戦区だという描かれ方をしていました。
そうですね。外国人の方がたくさん住んでいる関係で、様々なタイプの飲食店が揃っています。たとえば、中東料理やブラジル料理、東欧やアフリカの料理など……。『梨泰院クラス』のタンバムのように、韓国料理を提供するお店ももちろんありますが、多国籍な料理が楽しめる場所として有名ですね。僕が食べたなかだと、ブラジルの肉料理がおいしかったです。あとブルガリア料理も良かったですよ！
――そこまで多国籍とは驚きました！現地韓国の方は、どういうときに「梨泰院に行こう！」となるのですか？
