しばらく歩くと「嘆きの壁」に到着。夕陽に照らされた白い壁は遠くからでも迫力を感じました。
この壁は、向かって左側が男性・右側が女性と、祈りの場所が分かれており、パーテーションで分断されています。
男性は、神への敬意を表すという意味で「キッパ」と呼ばれる帽子のようなものをかぶるルールになっています。
無料で貸し出されている「キッパ」を頭に乗せて、日本の神社と同じように手水をしてから祈りのエリアへ入場しました。
超正統派のユダヤ教徒らに習って、手や額を壁に当てて祈ります。冷んやりした石の温度を感じながら、数秒間の瞑想。隣の人はどんなことを想っているのかを考えていました。
そして、壁に近づいて見てびっくり。無数の紙切れが石の隙間に挟まっています。これらは神様に送る手紙なんだそうです。
その大量の手紙を見て、この壁は「祈るだけの場所」ではなく、「祈りを受け止める場所」なんだと思い知ります。
【『独身リーマン、世界へ』イスラエル編 アーカイブ】
(1)独身リーマンがイスラエルに行って、すぐ帰りたくなった話
(2)イスラエルで迎えた、はじめての朝
(3)イスラエルの公衆トイレでドキドキ体験?!
(4)聖地・エルサレム到着
(5)エルサレムの旧市街地で感じた「人間の暮らし」
(6)「嘆きの壁」の2つの秘密
(7)キリスト最期の地「ゴルゴダの丘」