「日本のヨーグルト」や「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養素を多く含む甘酒。「酒」という漢字が入っているが、米と米麹でつくられる発酵飲料としてアルコール分ゼロの品も多い。脳の栄養となるブドウ糖をはじめ、ビタミンやアミノ酸は、身体にさまざまな良い影響をもたらす。手軽に摂取できるため、忙しい朝のエネルギー補給として役立つだろう。
酒造会社として日本酒をつくる“酒蔵の甘酒”を紹介する。
■壺坂酒造『酒蔵の甘酒』
壺坂酒造は、文化二年(1805年)に、兵庫県神崎郡でうまれた酒蔵。約210年前に姫路市夢前町へ移転し、今も技術と伝統を受け継ぎ続けている。情緒あふれる酒蔵の母屋は、2008年に姫路市から「都市景観重要建築物」として指定されている。
そんな壺坂酒造でつくられる甘酒は、国産米100%使用。ブドウ糖をはじめ、天然型吸収ビタミン群や必須アミノ酸を豊富に含んでおり、疲れた身体の栄養補給として最適だ。こうした成分が自分ではコントロールできない基礎代謝を上げ、だるさなどを軽減するという。朝食に甘酒を取り入れれば、1日を元気に過ごすことができる。そのほか、美肌成分のコウジ酸によって、過剰なメラニン生成を抑制し、シミやくすみを防ぐ効果が期待されるそうだ。また、壺坂酒造の甘酒は麹からつくられるため、ノンアルコール。大人やお年寄りだけでなく、子どもが安心して飲むことができる。脳の唯一の栄養であるブドウ糖を朝から摂取すると頭がスッキリすると言われており、勉強に集中しやすくなる環境が整う。乳幼児の離乳食として利用できるのも嬉しいポイントだ。砂糖を使っておらず、麹の持つ天然の甘みだけを楽しめるほか、ココアや生姜、牛乳との相性も抜群。さまざまなアレンジを加えながら、飽きずに毎日飲むことができる。
「酒蔵の甘酒」は、700mlで1本864円(税込)。壺坂酒造のホームページから購入できる。