ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西)。10月27日の放送回では、株式会社イーエスプランニング(本社:神戸市中央区栄町通)を訪問し、常務執行役員の脇田圭さんに、コロナ禍の影響や対策を聞いた。
車のマークに「Pclub」と描かれた看板が目印の月極・時間貸し駐車場を、神戸をはじめ120か所で経営しているイーエスプランニング。コロナ禍の影響について、1月は対岸の火事のような出来事と思っていたものの、2月以降から売り上げに影響が出始め、「4月、5月とどうなっていくんだろう……」と、脇田さんは初めての出来事に困惑していたとのこと。「人が商業施設や街に出ないということは、駐車場利用が当然ないということだったので、僕らも、とにかくできることは少しでも一つずつやって行きながら、今はだいぶ回復もしてきたという状況です」と苦労を語る。
同社はコロナ対策として初めに、毎日変わっていく国や政府、兵庫県の政策を常に確認し、それに対して対応を変えていたという。今までの土日ならば観光客や買い物客などの利用者の増加に応じて料金を変更したり、営業時間を延ばすといった対応をしていたという。ところが、コロナ禍では逆に土日の利用客が減り、観光客が一切来ないといという状況だったそうだ。
それでも、土日にも仕事に来る人たちが公共交通機関を避け、車で出社していると知った同社は、『車通勤、車利用を応援いたします!』と一気に値下げを敢行。「各現場ごとに1店舗ずつ確認しながら(値下げを)やっていくということで乗り切っていきました」(脇田さん)。
一方で、駐車場のオーナーに対しては「会社としては大丈夫ですよ!」という声がけをしつつ、「(コロナ禍の)状況によっては、駐車場の営業時間を変えたり、営業休止をしないといけない」と個別で相談するなど、コミュニケーションを図りながら互いの信頼関係を構築。「とにかく全オーナーさんにお声がけをさせていただいて、安心をしていただく」とひと声かける重要性を改めて痛感していた。
「僕らも災害があるとき、例えば台風や地震であったときに、災害が通過した翌日以内には、全オーナーに各物件の被害状況であったりとか、営業状況をご報告させていただいております」と脇田さん。非常事態が起こった際の対応こそが、同社が最も大事にしていることと述べていた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年10月27日放送回より
イーエスプランニング
https://www.esplanning.co.jp/
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年10月27日放送回 音声