「飛んでイスタンブール」「モンテカルロで乾杯」などのヒット曲で知られる、シンガーソングライター・庄野真代(しょうの・まよ)さんが、「人生と旅」をテーマに、親しい仲間と一緒に作りあげたアルバム『66(シックスティシックス)』について、タイトルに込められた意味や思い、今だからこそできることを、フォークシンガー・ばんばひろふみのラジオ番組で語った。
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ばんばひろふみ(以下、ばんば):ようこそいらっしゃいました。庄野真代さんです。僕がスゴいと思うのは、こういう時期やから活動も制限されて、CDを発売してもなかなか宣伝とかできないから普通は発売しないのに、今年の7月22日に……、
庄野真代(以下、庄野):出してしまったんですよ(笑)
ばんば:これ、ずっと前から決まってたんですか?
庄野:発売は決まっていて、レコーディングを3月の終わり頃から始めるはずが、コロナ禍でしょ。さあ、どうしょうかって思ったのですが……。
ばんば:そりゃ、思いますよね! 大変じゃなかったの?
庄野:良いこともいっぱいあって。私自身も仕事がなくなって時間がすごくあったし、ミュージシャンの皆さんも何もしない状態が続いて、活動がすごく狭まったので、声をかけたら「いいよ。手伝ってあげるよ。いいよ。いいよ」って快く引き受けてくれて、総勢29人も集まってくれました。いろいろ大変ではあったんだけど、スタジオも、いいスタジオがキャンセルになったから空いていたし。さすがに緊急事態宣言のときは、誰も家から出ないでレコーディングもお休みしたので(スケジュールが)ちょっと遅れたものの、無事完成したので予定通り出そうってことになりました。
ばんば:でも考え方によったら、そういうみんなが空いているときにアルバムを作るのは良いよね。出したからそのときだけ、ってことじゃないからね。これは、コロナがおさまったときに活きてくると思うよ。
庄野真代 公式サイト
https://shonomayo.com/