コロナを吹き飛ばす演舞で魅了 KOBE ALIVE 2020 「神戸で神話になれ」 よさこいの祭典

LINEで送る

この記事の写真を見る(11枚)

 2007年から開催されているよさこいコンテストイベント「KOBE ALIVE」は、メリケンパークを中心に神戸市内各所で行われている、全国でも有数のよさこいの祭典だ。

 2007年開催当初は23チーム、踊り子数約1,500人、観客動員数約10,000人。過去最大は2014年、参加は61チーム、踊り子数約5,100人、観客動員数約30,000人におよぶことに。いまや神戸の秋の名物イベントにまで成長した。

 通算13回目となる今年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれたが「こんなときだからこそ、あきらめない!」をスローガンに、11月22日(土)、絶好の秋晴れのもと、神戸市中央区のメリケンパークで開催された。

(Photo by acha)

 同イベントでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、内閣官房のガイドラインも順守。来場者にはマスク着用、検温、消毒、三密を避ける協力をお願いしつつ、観覧で会場に入場する際にも制限をかけた。また初めてWEB配信を行うなどの工夫がなされた。

(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)

 また、今年は「1チーム40名まで、限定20チーム」という厳しい条件を付けたが、9月15日のWEBエントリー開始時、わずか20分後に20チーム以上が名乗りを上げ、定員に達したという。その後、諸事情で泣く泣く辞退したチームも出たが、よさこい仲間の結束力で当日は17チームの出場となった。

(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)
(Photo by Y.KUROKAWA)

 1部・2部構成で開催され、1部では例年の「審査制」でなく全国各地から集まったチームの力強い演舞が行われると、2部では「KOBE ALIVE 2020」の開催に理解を示して参加したアーティストが登場。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」で話題を呼んだ高橋洋子、1970年デビュー後「個人授業」「恋のダイヤル6700」「学園天国」などミリオンヒットを連続で飛ばした国民的アイドルグループ「フィンガー5」のアキラくんこと晃、元アイドルの涼賀あかり、「昨日までミセス・今日からアイドル」の3人ユニット「Happy Papillon」、神戸のワクワクロックンロールバンド「ワタナベフラワー」がステージに華を添え、演舞を終えた踊り子たちも曲に合わせて踊った。

(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)

「今年の中止だけは避けたい」と実行委員会チームは、梅雨前からミーティングや準備を重ねた。開催前日の11月21日(土)にはコロナ禍での今回の開催に歳して特別に、廣田神社の西井璋宮司により「疫病退散・無病息災・家内安全」そして「KOBE ALIVE 2020 無事開催」の御祈願神事が執り行われた後、西川矢右衛門・白川涼音による「今舞ひ~天地雅楽~」オカリナ奏者さくらいりょうこによる演舞や演奏の奉納、今回参加できなかった仲間のよさこいチーム「須賀IAZNAI連」から預かった「まほろば」が参加チームの代表たちによる総踊りで天に届けと踊られ、過去12回の開催とは違った形で「祈り・感謝」を伝えるという行事や演出を加えた。

(Photo by acha)
(Photo by acha)

 この「KOBE ALIVE」をイチから立ち上げ、運営し続けてきた総合プロデューサー・小城有佳さん(NPO法人颯爽JAPAN / 一般社団法人KeepChallenging協会代表理事)は「明日、世界が滅びようとも、今日、私はリンゴの木を植える」とドイツの神学者・聖職者マルティン・ルターの言葉を引用し、「こんなときだからこそ、みんなの力をあわせて仲間とともに希望の種まきをしたい。当たり前だった日常が当たり前ではないことを学び、たくさんの涙も流した。しかしながら、思いがけない素晴らしいゲストにも応援していただいた。今回参加したメンバーやスタッフとともに感謝し、次へのエネルギーにしたい」と語った。

(文:黒川良彦)

(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)
(Photo by acha)
LINEで送る

関連記事