毎週日曜午前8時からのラジオ番組『ラピスモーニング』(ラジオ関西)で、神戸大倉山・楠寺瑠璃光苑の住職、「ラピス和尚」さんの楽しい仏教うんちくを届けています。日頃なにげなく使っている言葉が、思いもよらない“ふか~い”意味を持っている。そんな感動をラジトピで連載していきます。12月20日放送回の辻説法は「七走一坐」(しちそういちざ)です。
「七」がつく有名なことばといえば「七転八起」です! 失敗しても失敗してもそのたびに奮起して起き上がる前向きな言葉です。
しかし、こちらの「七」が付く言葉「七走一坐」は少し様子が違いそうです。
がむしゃらに、しゃかりきに動きまわるより、しばしば休んだ方が成果が上がる! 「七回走ったら一回休んでみよ」という、クールな分析が行われている言葉だったのです。
禅では、止まることは決して悪いことではなく、とても大事に考えられているそうです。
止まるということは、自分を見つめ直す、振り返ることでもあります。せっかくですから、ぜひあなたもこの機会にご自身を省みたうえで、新しい年を迎えられてはいかがでしょうか。
※みなさまの知りたい禅語もぜひお寄せください!
ラジオ関西『ラピスモーニング』(lps@jocr.jp)まで。
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