神戸の観光スポット・南京町では、今年も、中国の提灯をつるし、クリスマスイルミネーションとはひと味違う東洋の光で冬の夜を彩る「南京町ランターンフェア」が開催中。夜の街散策が楽しめる神戸の冬の風物詩としてお馴染み。今年は例年にはなかった「あるモノ」も登場しているということで、南京町商店街・振興組合理事長の曹英生さんに話を聞いた。
――『ランターンフェア』は、どういったイベントなんですか?
今年で25回目になりますが、ルミナリエに合わせて、南京町で「東洋の光」というテーマで始められたイベントです。今年はルミナリエは開催されず、どうしようか迷いましたが、12月の神戸では、こういった光の雰囲気は大事なので開催することにしました。
――いくつくらいのランターンが使われているんですか?
提灯に関しては約400個。ランターンに関しては、長崎からお借りした鳳凰が一体です。今ちょうど広場の真ん中、東屋にあるもので大きさは約2メートル50センチほどあります。鳳凰は英語で「Chinese Phoenix(チャイニーズフェニックス)」というんですが、このコロナ禍で、なんとか早く普通の生活に戻れるようにという意味で「不死鳥」である鳳凰に願いを込めました。
――この鳳凰は、毎年長崎からお借りしているんですか?
いえ、今回初めてです。ルミナリエが中止となり、このコロナ禍でもなんとか神戸の皆さんに「癒し」を感じていただきたい……ということに加え、長崎が来年開港450周年を迎えるということもあり、今回うまくマッチングして持ってきていただけたんです。
――今年は南京町にもコロナの影響はありましたか?