ママが子どもたちのために選んだ“新しい幸せのかたち” 丹波野菜と就農とカフェ【#コロナとどう暮らす】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ママが子どもたちのために選んだ“新しい幸せのかたち” 丹波野菜と就農とカフェ【#コロナとどう暮らす】

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 店は持ちたいが、農業を中途半端にするつもりはない。逆にもっと知ろうという思いもあって、地域の女性就農者のグループにも参加、少しずつその輪が地域に広がっていった。そして仲間にも、いつかは店を持ちたいという夢を何度も話していた。

 ところが、そう簡単にはいかず、ずるずると時間ばかりが過ぎていった。そんな仲間と集まっていた時のこと。

■今年やるっ!動き出した人生

「いつものように「『いつかは店をやる』という話になったんです。ところが友人から『ほら出た。いつも口だけやん。いつやるの?』と言われて。そこで思わず『わかった。今年やる』って言ったんです」

 思わずみんなの前で発した「やります宣言」だったが、そのひとことで状況が一変。「いつやるん?」と言っていた仲間たちが、フル回転。「建築士を紹介してくれて、私の思いを感じ取ってくれて形にしてくれたんです」。店のデザインから内装、工事など、周りの仲間たちが何かと手伝ってくれたのだ。そして、宣言から1年足らずの2020年1月、待望の店が完成。実家の横にあった築約60年の納屋を改装したおしゃれなカフェが誕生した。

 店の名前は多くの人の「手」と「手」がつながってほしい、そして多くの人の手の助けでできたことに感謝して、「tete(テテ)」と名付けた。

 しかし、ちょうどその頃は新型コロナウイルス感染拡大のさなか。当初予定していた4月初めにオープンができなかった。

「世の中が大変な状況のなかで、オープンしていいのかどうか。できるのかできないのか。毎日、ニュースを見て『どうしようかな……』と思っていました」

 さんざん悩んだ末に岡田さんは「これ以上、先延ばしもできないので『開店する。やるよ』、ってみんなに言ったら、開店の準備を手伝ってくれました」。


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