鉄アナ・羽川英樹の連載「行ってきました!」。2021年最初のコラムは、奈良の歴史を感じさせる、JR西日本の「万葉まほろば線」に、羽川アナがせまります!
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2010年の平城遷都1300年事業で高架駅に生まれ変わったJR「奈良」駅。ここから「高田」までの29kmを結ぶ桜井線の愛称が「万葉まほろば線」です。その名の通り沿線には古墳や歴史遺産がたくさんあり、初詣でにぎわう社寺も多く存在します。また「京終」、「帯解」、「櫟本」、「巻向」、「畝傍」など、難読駅名の宝庫でもあります。
2019年から登場の227系の2両編成が「奈良」駅を出発。最初の駅「京終」(きょうばて)もなかなか読めませんが、平城京の南の端にあたることから名付けられました。ホームには開業時の面影が残るものの、駅舎や駅前広場は2019年に大きくリニューアルされ、構内にはレトロモダンなカフェも誕生しています。この駅から古い町並みが残る「ならまち」には歩いて10分ほどです。
次の「帯解」(おびとけ)は何やらなまめかしい感じもする駅名ですが、ここには皇室にも岩田帯を納める安産祈願で有名な帯解寺があります。単線で大和平野をまっすぐに南に進むと「天理」に。駅前から1.3km続くアーケード商店街。ここを抜けると天理教教会本部があり、神殿はなんと畳3157畳という広さ。信者でなくても見学可能ですが、そのスケールにびっくりします。また寒い日は、炒めた野菜とピリ辛豚骨スープがクセになる「天理スタミナラーメン」をスパおむすびとセットでどうぞ。
「巻向」(まきむく)には弥生時代の集落だった遺跡があり、箸墓(はしはか)古墳をはじめとする6つの古墳には、多くの歴史ファンが足を運びます。
やがて高さ32メートルの大鳥居が見えてくると「三輪」です。ここにあるのが日本最古の歴史を持つ大神(おおみわ)神社。大和の国一之宮で三輪山がご神体となっています。参拝のあとはぜひ本場・三輪素麺のにゅうめんで温まってください。
「羽川英樹ハッスル!」
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