毎週日曜午前8時からのラジオ番組『ラピスモーニング』(ラジオ関西)で、神戸大倉山・楠寺瑠璃光苑の住職、「ラピス和尚」さんの楽しい仏教うんちくを届けています。日頃なにげなく使っている言葉が、思いもよらない“ふか~い”意味を持っている。そんな感動をラジトピで連載していきます。2021年1月10日放送回の辻説法は「縁起」(えんぎ)です。
今年のお正月はどのように過ごされましたか? 初詣は2月の節分ごろまで行われ、ゆっくりと参拝することができます。
おみくじを引いて大吉が出ると「お正月から縁起がいい!」と素直にうれしい気分になります。
さて「縁起」とは!?
今年もこの辻説法のコーナーを通じて、和尚のお話をよく聴いてみましょう。
本来、仏教思想で「縁起」とは、物事が起こる原因を指すもので、縁によって起こること。
どんな出来事も、めぐりめぐって起こっているもので、単体で存在することではありません。ものごとはすべてに原因があり、結果がある。そんな「縁起」が永遠に繰り返される。どんな存在も出来事も、永久不変のものはありません。
この記事をご覧いただいた方が「ふ~ん」と思っていただき、どこかでお話いただくと、だれかを楽な気持ちにしてくれるかもしれません。
あなたの幸せは、多くの人の力を借りてもたらされている。あなたの悲しみは、いつまでも続かない。「縁起」とは、そんなすごい言葉なのでした!
※みなさまの知りたい禅語もぜひお寄せください!
ラジオ関西『ラピスモーニング』(lps@jocr.jp)まで。
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