毎週日曜午前8時からのラジオ番組『ラピスモーニング』(ラジオ関西)で、神戸大倉山・楠寺瑠璃光苑の住職、「ラピス和尚」さんの楽しい仏教うんちくを届けています。日頃なにげなく使っている言葉が、思いもよらない“ふか~い”意味を持っている。そんな感動をラジトピで連載していきます。2021年1月17日放送回の辻説法は「日出海天晴」(ひいでてかいてんきよし)です。
なにかと不安要素が多い今日このごろ。ですが、先人たちはさまざまな困難を乗り越えてきました。
本日は「日出海天晴」と、気持ちのよさそうな漢字が並ぶ言葉の意味を、和尚に聴いてみることにしました。
1127年に誕生した中国・南宋時代、その際につづられた禅宗の本に記されているのは、「師曰。雲消山嶽露。日出海天晴。」。つまり「師いわく、雲消えて山岳あらわれ、日出でて海天清し」とあるそうです。
【はるか】どういう意味ですか?
【和尚】日が昇り、すべてのものが輝いている!
【はるか】ふむふむ予想どおり!
【和尚】「さあ、あなたの心の中はどうなんですか!?」という話です。
【はるか】えーーーー!!!
※みなさまの知りたい禅語もぜひお寄せください!
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