町全体で取り組んだ「コロナ対策ガイドライン」で危機を乗り越える 進化し続ける城崎温泉の魅力

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 兵庫・但馬の魅力を発信するラジオ番組、『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)に、城崎温泉観光協会会長の高宮浩之さんが出演し、新型コロナウイルス感染予防、拡大防止における城崎温泉の取り組みを語った。

写真左から城崎温泉観光協会会長 高宮浩之さん、田名部真理さん、平田オリザさん(※撮影時にマスクを外していただきました)
写真左から城崎温泉観光協会会長の高宮浩之さん、田名部真理さん、平田オリザさん(※撮影時にマスクを外していただきました)

 2020年は城崎温泉開湯1300年という節目の年だったが、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、その長い歴史のなかで忘れられない1年になったと、高宮さんはいう。

 番組パーソナリティーの平田オリザさんも「誰も歩いていない城崎温泉を初めて見た」と、昨年春の衝撃の光景を振り返った。

 高宮さんは「コロナ対策は旅館だけが取り組んでもダメ。もともと城崎は町全体がひとつの『旅館』という意識を持っている。旅館・物産・飲食店・外湯すべての組合に入ってもらって、城崎温泉の町全体でガイドラインを作成した。おそらく自分たちで『町全体』のガイドラインを作ったというのは、城崎だけではないか」とコメント。平田さんも「夏から多い日には1日3000人の観光客が訪れていたが、そのなかで感染が広がらなかったのは、すごいご努力だと思う」と町の皆さんを労った。

城崎温泉
城崎温泉

「町全体でひとつの旅館」という意識は、その結束力の高さとともに、新しいものを積極的に取り入れようという雰囲気も生み出している。高宮さん自身も結婚を機に東京から転居した移住組であるだけに、肌でその雰囲気を感じているようだ。

「みんなが自分の問題としてとらえている、ということもあると思います。加えて、みんな商売人だからか、外の人に対してもあたたかい。城崎(国際)アートセンターにはアーティストが長期滞在するので、多くの人との関わりも生まれている。自分たちの暮らしに風穴があくというか、考える範囲が広くなる、そんな体感ができるのは宝です。長く続いているものは何でも新しいものを取り入れて変革しているのではないでしょうか。だから新しくできる(芸術文化観光専門職)大学の学生さんも本当にウェルカム。城崎のみんなですごく喜んでお出迎えできると思っています」(高宮さん)

 予測不能な時代における人と人との交流を、城崎は独自の方法で切り開いてゆく。


※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理

平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2021/01/21/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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