よみがえる神戸の街 昭和初期公開の映画「黄金の弾丸」 神戸映画資料館のサイトで配信 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

よみがえる神戸の街 昭和初期公開の映画「黄金の弾丸」 神戸映画資料館のサイトで配信

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「映画」が誕生して130年余。どれだけの人が心を揺さぶられ、命をかけたことでしょう。

 現在はCGを駆使した映像や、4DXなど上映システムも発達しました。またPCやスマートフォンでも映画を楽しめるようになりました。

 しかし、どんなに映画技術が発達しても、「その時代」を正確に再現するには、源となるその時代の映像が必要です。

 墨で書かれた絵や文章があればありがたい。写真があれば御の字。映像があれば飛び上がるほどうれしいです。

 そのなかで、神戸映画資料館の公式サイトでは、映画「黄金の弾丸」が配信されています。1927年1月9日に公開された作品です。

映画「黄金の弾丸」より
映画「黄金の弾丸」より

 室内の部分は、西宮市甲陽園に存在した甲陽撮影所で製作され、その他は神戸の市街地や旧外国人居留地、須磨で撮影されています。

 神戸開港から設けられた神戸外国人居留地は1899年に日本に返還されましたが、この映画が撮影された当時は、まだ土地を所有していた外国人の家屋や建築物もあるなかで撮影されており、とても貴重な映像です。

映画「黄金の弾丸」より

 第二次世界大戦時の神戸大空襲で、旧居留地は126区画のうち約70パーセントが破壊されました。「黄金の弾丸」が撮影された1926年(昭和1年、大正15年)以前に建築され、今も残っている建築物は5棟。その地には、建物の跡地をあらわす記念碑が建っている場所もあります。


◆神戸映画資料館 公式サイト
https://kobe-eiga.net/

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