ワクチン「自己責任か、勇気か?」日本初・シミュレーションも終わり…神戸の街で聞く期待と不安

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 世界各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっている。国内で感染者数が高止まりする中、収束への救世主となるのか。コロナ感染者が日本時間の1月27日未明、世界全体で1億人を超えた(※アメリカ ジョンズ・ホプキンズ大学の集計)。関西3府県ではこの日で緊急事態宣言の再発令から2週間。期限の2月7日までの折り返し地点を過ぎた。しかし国に解除を申し入れる水準にはまだ遠いとの見方が強い。

 日本ではワクチン接種体制について、1月27日に神奈川県川崎市でシミュレーションを実施。川崎市と厚生労働省が共催し、アメリカ製薬大手ファイザー社が協力した。訓練では、体調や病歴、アレルギーがあるかどうかを問うワクチン接種前の診察に時間がかかるなどの課題も浮き彫りに。

 ワクチン接種の調整役を務める河野規制改革担当相は27日夜、「医療従事者の数や、ワクチンを供給するファイザー社とのやり取りの状況に鑑みて、高齢者への接種は早くても4月1日以降になる」と述べた。医療従事者への新型コロナウイルスワクチンの接種スケジュールについては、できる限り2月下旬に始めたいとしている。

緊急事態宣言・再発令下の神戸・南京町広場
緊急事態宣言・再発令下の神戸・南京町広場

 ワクチン接種を希望するか、神戸の街では期待と不安の声、双方挙がった。閑散とした中華街・南京町。昼間の人出はまばらだが、テイクアウトの肉まんなどを食べて、短時間過ごす人々が増えているという。

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 京都市下京区から訪れた40代の男性は「ワクチン、やはり必要だと思います。世界最速ペースで接種を進めているイスラエル(※人口の29%が最低1回の接種を終えているという)など、海外で接種が始まっているという報道を見聞きするとなおさら。日本では副作用が起きないかなど、迷う人は多いですよね。それはそれで否定はしません。でも私はワクチン接種を受けます。どうしても不安がある人は受けなくてもいいと思うし、(成人の場合)1人1人が責任持ってワクチンを受けるかどうか判断する、という課題を突き付けられているんじゃないでしょうか?」。

「南京東路(南京町広場から三宮方向へ)」もウィークデーの日中にしては活気に欠ける

 姫路市の30代女性は「最初のほうに接種するのは、勇気がいります。やはり副作用は怖いです。これまでインフルエンザの予防接種ぐらいしか受けてなかったので、安全性の確保や保証がないと。1年以上続いているコロナ禍、でもいまだにコロナ自体が未知のものでしょう? 『変異種』もありますから、果たしてワクチン自体がこうしたことに対応できるのか心配です」と不安な表情をのぞかせた。

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