ちなみに、これは、モーニング娘。の名曲、『恋愛レボリューション21』(の歌詞)にもかぶっている。「超超超いい感じ♪」って。「僕らは2021年、革命を起こしていこうと!」、そういう思いでいます。
【セオリー】 矢野さんが監督に就任して、1年目の一昨年が3位、2年目の昨年が2位となっていて、進むところはもう1個、頂点、そして日本一しか残っていないですよね。
【田中】 当時のモーニング娘。メンバーに集まってもらって、阪神のために歌ってもらうしかないですね! 企画ができたので、阪神の事業部に言うしかないですね!
【矢野監督】 それは後付けだったけど、「あっ、(言葉が)かかってるやん!」って感じでしたね。
【田中】 経営的な目線で考えると、会社のスローガンを民間企業が考えるときも、どうしても下のほうにいる若い社員が見せられたとき、「今年はこれなんだ……」と、それだけで終わってしまうもの。そこになにかシンパシーを感じたり、こうだから気持ちを入れていこうというのは、あまりないですよね。でも、みんなで決めたら、作りこみから考え合っていけば、また違ってきますよね。
【林】 監督が、みんなを集めて、裏方さんも一緒になって、言い合える環境を作っていることが、僕は素晴らしいなと思います。
【セオリー】 矢野さんとしても、選手たちからそうやって意見を出してもらえるのがうれしいですよね。
【矢野監督】 そうやね、めちゃめちゃうれしかった! (スローガンは)1年目は「ぶち破れ!オレがヤル」、2年目は「It’s 勝笑 Time!オレがヤル」で「勝つ」「笑う」という文字を入れました。
チームは僕らや選手たちだけで勝つわけではない。裏方さんもいます。例えば(選手の状態が)今日厳しいかもしれないけど、トレーナーの力で、なんとか今日出られるように頑張ってくれというときもあります。バッティングピッチャーについても、毎日(投げるのは)大変、しんどいところもあると思うんですが、なんとかチーム個々のレベルを上げてくれて本当にありがとうという思い。