【御津産のダイコンを使った炭酸飲料の開発】
たつの市御津岬の東側に位置する「成山新田」。約100ヘクタールに広がる干拓地では砂地の特性をいかし、甘みがあってやわらかなダイコンやニンジン、ホウレンソウなどを作っている。
特に御津産のダイコン“御津の大根”といえば同地の名産で、兵庫県認証食品にも認定されている。
しかし、暖冬・新型コロナウイルスの影響によるダイコン市場の値崩れは同地にも大きく影響した。
このような状況下において、たつの市商工会を中心に農家の方々と「ラディッシュトリオ開発プロジェクト」を立ち上げ、「成山新田産“御津の大根”」を守るべく、通常のダイコンとの差別化をはかることを目的に、新種の大根「サラホワイト」の栽培を提案。大根搾汁液を主原料として利用する炭酸飲料「Radish Ale(ラディッシュエール)」を世界発として開発した。
ビールテイストに近い爽やかな喉越しで、ノンアルコール炭酸飲料であることから、大人から子どもまで幅広い年代に好まれる味と風味に仕上げた商品となっている。
ダイコンを主原料とする世界で初めての炭酸飲料。「ラディッシュエール premium」は、ダイコン成分を12パーセント含有し、柚子を混合することで、ほのかにダイコン味を残したクセのない上品な味わいに仕上がっている。
「瀬戸内シーレイ フレンチ缶詰」、「ラディッシュエール」は、たつの市の「道の駅みつ」で販売中。「ミツイーグレイ」を使った革製品は「ア・プレスト」(たつの市龍野町堂本)でこの4月から販売がスタートする。