日本のボイスパーカッション第一人者であり防災大学院(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科)卒のKAZZさんと、シンガーソングライターで防災士の石田裕之さんによる“神戸発・防災音楽ユニット”の「Bloom Works」。阪神・淡路大震災の経験や被災地支援の教訓から、ポップな歌詞にさりげなく防災のメッセージを織り交ぜ、ハートに響く音楽を発信している。2月19日(金)に、ワーナーミュージックジャパンよりメジャーデビューが決定した彼らに、防災への想いと今後の活動について聞く。
◆防災意識を、より多くの人へ届けるために
――メジャーデビューが決定したときのお気持ちを教えてください。
【KAZZ】 ほんとにうれしいですよね。実は結成当時からメジャーデビューを1つの目標として動いていたので、それが形になったのがうれしいですし、やっぱり気が引き締まる思いでもあります。これからが始まりですよね。
【石田】 何故メジャーデビューを目標にしていたのか。それは、多くの人に知ってもらうことで結果的に防災のメッセージが普及し、次の災害で助かったと言ってもらいたいからです。「多くの人の笑顔の花を咲かせたい」ということが大きな目標でしたし。それがちゃんと達成できるように、ここから最初の一歩を踏んでいきたいなと思います。
――年末からはとても忙しかったと聞きましたが……。
【KAZZ】 メジャーデビューをするにあたり、ワーナーミュージックさんの方に、「防災と音楽をテーマに2人で活動しているんです」という話を前からさせていただいていました。でも。そこから新型コロナウイルスの影響で間が空いてしまって……。すると急にワーナーミュージックさんから「KAZZさん、防災についての絵本を描かないですか?」というお話をいただいたんです。
――絵本というのは、急な話だったんですか?
【KAZZ】 防災というメッセージに関して、ワーナーミュージックさんも何かやりたいということで、その手段として絵本だったようです。「その絵本とアニメを一緒にした新しい形のものを作らないですか?」という提案だったんですね。「KAZZさん、良ければ脚本を書いてください」と……、「えっ、絵本ですか? 脚本ですか?!」ってビックリして(笑)。さらに、「アニメのエンディング曲をBloom Worksさんでつけてください」と。僕としても「ぜひやらせてください!」ということで、話が進みました。
■Bloom Works
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【2021.02.19 Release Major Debut Digital Single「Bloomin’ ~笑顔の花咲いた~」】