ただ、時期が年末で、本当にもうギリギリ、1週間は全然寝てなかったですね。絵本も描いたことがなかったので、本みたいな絵本になってしまいまして(苦笑)。もっと短く、その中にメッセージを織り込むというのを何回もやり直して、キャラクターも作って、小さい子でも楽しんでもらえるような、そういうストーリーを考えました。今はアニメーションをつけている段階ですね。
――石田さんは、絵本とアニメで防災を伝える、という取り組みをどう感じていますか?
【石田】 やっぱり小さい子に自然なものとして、身近なものとして伝えられる。そういう意味ですごく良い文化になっていくんじゃないかなと思いますね。
◆伝説の歌を求め、インドネシアへ
――アニメのエンディング曲を制作するのも、初めての挑戦ですよね。
【KAZZ】 そうですね。絵本のストーリーを加味するのと、防災の文化を100年先までつなげるような歌にしたくて。実は僕たち、2年前にインドネシアへ行ったんです。『スモン』という津波の歌を聴きに。これはどういう曲なのかというと、インドネシアのスマトラ沖地震があった時、シムル島の人たちはその曲を聴いて津波から逃げられた、助かったという曲なんです。犠牲者も7人しか出なかったという、いわゆる伝説の歌で。それをBloom Works版として、こちらで広げていきたいという想いがあり、そういうエンディング曲になっています。
――インドネシアへ行った際、大変なことはありましたか?
【石田】 あれはもう……探検でしたね。探検の旅でした。
【KAZZ】 全然行ったことのない土地だったっていうのもありますし、シムル島って普通の旅行として行くことはできないんですね。伝手(つて)伝手で、最後はプロペラ機で渡るような場所でしたから。
■Bloom Works
【公式HP】
【公式Twitter】
【公式Facebook】
【公式YouTubeチャンネル】
【2021.02.19 Release Major Debut Digital Single「Bloomin’ ~笑顔の花咲いた~」】