苦しまずに死ぬ方法は? 映画『痛くない死に方』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

苦しまずに死ぬ方法は? 映画『痛くない死に方』

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 あなたは自分が死ぬとき、どこでどのように息を引き取るか想像することがありますか? 兵庫県尼崎市で在宅医療に取り組む長尾和宏医師のベストセラーを原作とした『痛くない死に方』が3月5日(金)、神戸国際松竹・テアトル梅田・京都シネマなどで公開されます。

【動画】大病院と在宅医の違いは? 予告映像

 病院勤務を辞め、在宅医の道を選んだ医師・河田(柄本佑)。矛盾や葛藤を抱えながら活動し、担当する患者が苦しみ続けた末に死んでしまいます。患者の家族から責められて、悔悟の念に苛まれます。先輩医師・長野(奥田瑛二)に相談し、治療の現場に同行しながら「在宅医」としてのあるべき姿を模索してゆきます。白衣を着ずに普段着で末期の肺ガン患者・本多(宇崎竜童)に向き合ううちに、人の死に寄り添う本質に気づきます……。

(C)「痛くない死に方」製作委員会

 高橋伴明監督は、「この映画は私の“死に方の提案”です。楽しく観て、深く考えていただければ幸いです」と語っています。

 原作の長尾医師は、大病院で治療を受ける患者たちは薬を大量に飲まされ、管につながれただけの不自然な「溺死」を遂げることが多いとして、無駄な苦しみを避けて、自宅で“木が枯れる”ように人生を全うする最期を患者や家族へ提案しています。

(C)「痛くない死に方」製作委員会

 医療の進歩で延命治療が可能になり、昔に比べて患者の選択肢が広がりましたが、人はどう死ぬべきなのでしょうか? 自分の死に方を選ぶ自由はあるのでしょうか? この作品がストレートに投げかけます。

 映画『痛くない死に方』は、神戸国際松竹・テアトル梅田・なんばパークスシネマ・京都シネマ・イオンシネマ京都桂川で3月5日(金)から公開。塚口サンサン劇場・豊岡劇場で3月12日(金)から、MOVIXあまがさきで4月2日(金)から、シアターセブンで4月3日(土)から、それぞれ公開されます。(SJ)

(C)「痛くない死に方」製作委員会

映画『痛くない死に方』
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