――「神戸市カメラ」だとわかる目印などはありますか?
「神戸市カメラ」は基本的に電柱にあり、青字で『神戸市カメラ 見る&守る』と書かれたイラストステッカーが貼られています。ステッカーには神戸の街並みを表した海・街・山が描かれ、山間から太陽がのぞいているという構図で「安全安心な街、神戸を広く見守る」という意味合いが込められています。
――防犯のカメラと分かる目印があると安心ですよね。ところで映像の管理はどうなっているんでしょうか。
各防犯カメラと、この危機管理室とをネットワークで一元管理しています。セキュリティ面もしっかりとしたシステムを構築しているなかで、皆様の個人情報については厳格な運用を行っています。
――神戸市として今後「神戸市カメラ」にどういったことを期待しますか?
当然、犯罪発生がさらに減少していくことを期待しています。そのためにも、「神戸市カメラ」はなるべく表通りからも目立つ場所に設置していく方針です。街中にカメラがあると、「秘かに監視されているんじゃないか?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういったことは一切ありません。昨年4月に条例規則を定め、プライバシーや個人情報、特に画像データの利用については捜査機関からの要請があった場合のみ、必要な範囲内で画像データを提供するという厳格な運用を行っています。
防犯カメラを目立つ場所に設置することで地域の防犯啓発に役立てていただきたいですし、市民の皆様には通勤・通学の際、この「神戸市カメラ」を見つけていただいて、親しみと安心感を持って欲しいと思います。
――より安全安心な街になっていくといいですね!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
神戸市が主体的にカメラを設置するのは、今回が初めての取り組み。この春からどんどん設置される予定の約2000台の防犯カメラは、通学路に1680台、駅周辺に300台、繁華街に20台です。あなたの街にもすでに設置されているかも? ステッカーが目印なので、ぜひ一度探してみてください!