岡山県に入って「日生(ひなせ)」では、まず漁協の魚市場<五味の市>へ。名物牡蠣入りお好み焼き「カキオコ」や、カキフライ・ソフトなど今月いっぱいの名残の牡蠣をご堪能ください。そのあとは「みなとの見える丘公園」まで上がれば、日生港・日生大橋・日生諸島から小豆島までが一望できる絶景に出会うことができます。
備前市の中心地であり、かつて同和鉱業片上鉄道が走っていた「西片上」を過ぎると、備前焼のふるさと「伊部(いんべ)」です。備前焼は日本六古窯の中でも最も古い歴史をもち、釉薬を使わずに窯で焼くため土の色がしっかり残るのが特徴。駅前の伝統産業会館や備前焼ミュージアムから、窯元がずらりと並ぶ静かな路地は焼き物ファンにはたまらないエリアです。
このあと赤穂線は瀬戸内のエーゲ海・牛窓の玄関口「邑久(おく)」や、裸まつりで有名な「西大寺」を経て岡山までを走り抜けます。ただ相生から岡山まで在来線で行くには山陽本線のほうが25分ほど早く着きます。しかし赤穂線は沿線に見どころがいっぱい。この春、満開の桜と名残の牡蠣を求めてぜひ一度ご乗車ください。(羽川英樹)
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