「下市口」は大淀町の中心地。かつては材木輸送でにぎわいました。ここからは洞川(どろがわ)温泉や天川村弁財天に向かうバスと接続します。
「大和上市」では大台ヶ原・津風呂湖・上北山村方面へのバスと接続してします。ここを過ぎると沿線一のフォトスポット吉野川橋梁にさしかかかります。1928(昭和3)年完成の全長24メートルの鉄橋をゆっくり列車は進み、多くのファンが川岸からカメラを構えます。
終点「吉野」までは「大阪阿部野橋」から1時間16分。ここから1929(昭和4)年開業という日本最古のロープウェイで 吉野山を目指します。桜の季節は大混雑のロープウェイですが、わずか3分ながら眺望もなかなか。ここから坂道を10分ほど歩いて修験道の総本山・金峯山寺へ。寺内の蔵王堂は国内では東大寺大仏殿に次ぐ大木造建築で、5月5日まで本尊の秘仏三体が特別公開されています。
参道には吉野名産の葛や柿の葉寿司のお店も軒を連ね、桜の季節はもちろんですが、混雑を避けて新緑の頃に訪ねるのもおすすめです。(羽川英樹)
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