「この1年、心配なのは母親がコロナウイルスに感染しないか、それだけを考えて妻(40代)と過ごしている。感染リスクを考えて、週2~3回、身の回りの世話をしている。お盆や正月、誕生日…本当に会いたい時に会えない。今回の(3度目の)緊急事態宣言も、これまで同様に兵庫・大阪・京都は一体化して発令するのは正解だと思う。当初の予定だった大阪だけの発令だと尼崎(兵庫)や長岡京(京都)など府県境の方々が行動に困る。いま、人の流れを止めないと本当に収束できない。私たちが本気で生活スタイルを変える勇気があるのか試されている。3度目の宣言発令期間については大型連休明けが最短とも言われているが、 本気でウイルスを抑え込むなら2か月は必要」
■京都市下京区の女子大学生(21)は「もう、1年前の緊張感はない」と話す。
「緊急事態宣言を出したことろで、暮らしはどうなるの?いつまで続けるの?と言うのが本音。今回、京都はないと思っていた。本来は1か月は自粛が必要だが、去年(2020年)1度目の宣言の時、関西に住む人たちは本気で自粛生活していた。でもそれは一律10万円の『定額給付金』があったから。それを活用するも、貯蓄するも、一定の金額が出たのは大きかった。正直、去年と比べて緊張感はない。だらけていると指摘されても仕方ない。”
コロナに慣れた”のではないか?変異ウイルスが猛威を振るうようになっても、私たち(20代)の世代は人通りの多いところでマスクを外すことに対しての抵抗もなくなってきている」
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政府は23日の対策本部会合で4都府県への発令を決める。「大型連休中に短期集中で人の流れを止めること」が大きな課題となる。