漫画家・イラストレーターの卵が、船上で挑む熱き戦い「フェリーさんふらわあ まんがハッカソン」の舞台裏(1) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

漫画家・イラストレーターの卵が、船上で挑む熱き戦い「フェリーさんふらわあ まんがハッカソン」の舞台裏(1)

LINEで送る

この記事の写真を見る(5枚)

 最初に今回の審査員長を務める神戸芸術工科大学まんが表現学科准教授の夢野れいさんによるレクチャーを実施。船をはじめ乗り物のイラストなどで多くの作品を生み出してきた夢野氏ならではの、船の書き方や置き方(まだこの時点ではお題は発表されていない)などのレクがあり、クリエーターたちがこまめにメモを取る姿も。

神戸芸術工科大学まんが表現学科准教授の夢野れいさんによるレクチャー
神戸芸術工科大学まんが表現学科准教授の夢野れいさんによるレクチャー
フェリーさんふらわあ常務取締役・坪井伸夫さんによる、お題発表
フェリーさんふらわあ常務取締役・坪井伸夫さんによる、お題発表

 そしてフェリーさんふらわあ常務取締役・坪井伸夫さんによる、お題発表。発表されたお題は「フェリーさんふらわあ」「大分」「船旅」の3つ。これらを盛り込んだ作品の提出を、大阪から出発し、別府に到着するまでに作品に仕上げなければならない。まさにゴングは鳴らされた。お題発表後は大分県企画振興部の奈良裕さんによる大分県のレクチャーが行われ、この時点ではまだ見ぬ大分についてクリエーターたちがそれぞれ作品へのヒントやイメージを得るべく、話に聞き入った。

 その後、一度解散し、出港に向けて必要な夜食などを買い込んで各自準備に。そして午後7時55分、大阪南港を出港した。

 出港後、参加者はおのおの夕食を食べながら各自作品の制作に没頭した。参加者には個室が用意され、そのなかで作業するもののいたが、逆にラウンジなどにタブレットを持ち込んで深夜まで作業をする姿も。またフェリーの上では多少なりとも揺れるため、その環境に慣れるべく、あまり作業をせずにイメージを固めることをメインに進めるクリエーターもいた。

船内環境に慣れようとするクリエーター
船内環境に慣れようとするクリエーター
タブレットを持ち込んで作業するクリエーター
タブレットを持ち込んで作業するクリエーター

 その昔は実際に紙に絵を書き込んでいく姿が作画風景として当たり前であったように思えるが、タブレットなどの最新機器を使用することで、書き直しや保存、また色付けなどの作業が格段に効率化された現在。ある意味、船内のこの環境はとても理にかなうものではないかと感じられた1日目となった。

(2日目へ続く)


◆漫画家・イラストレーターの卵が、船上で挑む熱き戦い「フェリーさんふらわあ まんがハッカソン」の舞台裏
【その2】
【その3】

◆「まんがハッカソン」特設サイト

LINEで送る

関連記事