築150年の古民家をリノベーションし、手打ちそば屋としてリスタートを果たした、兵庫県佐用町の蕎麦屋「鬨」(とき)。他のそば屋とは一味違う一面を持つお店です。
蕎麦屋「鬨」はもともと、20年間、神戸市で営業。そば屋では珍しく、当時“お昼は営業をしない”コンセプトで、お酒を主に、コース料理を味わい、そばで締める……というスタイルのお店でした。佐用町でリスタートした今も、その流れは変わりませんが、現在はお昼の営業も行い、人気なのは「お昼ご飯定食」なのだとか!
「お昼ご飯定食」では、筑前煮やおこわなどを、コース料理のような形式で楽しむことができます。そして最後にメインのおそばが……! しっかりと手打ちされたそばは、とても香りも良く、美味。さらに、そば屋の醍醐味、トロトロの「そば湯」も。料理をまるごと堪能できます。
メニューは他にも「天ざるそば」「天ぷらそば」「鴨せいろ」「カレーそば」など充実。お昼は単品での提供も行っています。一方、夜は、お酒をメインにし、コースとしての提供のみ。しかも、1組限定の予約制! そう、予約必須です!(※内容は、お昼とは異なる)
なぜ、都会を離れ、佐用町でお店をリスタートしたのかをうかがいました。
もともと、奥さまと落ち着いたタイミングで「田舎で暮らそう」と話していたという、ご主人。佐用町で古民家を探している際に、この古民家内にある「ケヤキの八寸角」にひとめぼれし、ここに決めたのだとか!
今後は蔵も改築予定で、宿泊部屋を作る計画も。「古民家宿泊のできる手打ちそば屋」という面白い発想のお店が実現するかもしれません。これから先も楽しみなお店です。ぜひご賞味あれ!
※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう!』内、「ぐるっと西播磨」より