無地の服にプラスするだけで一気に華やかに! 「ジャワ更紗」の着こなし術を聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

無地の服にプラスするだけで一気に華やかに! 「ジャワ更紗」の着こなし術

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 ほぼ毎日のようにやってくる作業、それは出かけるときの洋服選び。無難にいこうと無地の服を選ぶ人も多くいるが、いつもの服にプラスするだけで一気に華やかに、オシャレになるアイテムがあるという。それが世界無形文化遺産にも登録されている「ジャワ更紗(さらさ)」だ。その着こなし術について、ジャワ更紗を使用した洋服や雑貨を販売する「YANTY」のオーナー、小豆美保さんに話を聞いた。

写真提供:YANTY

「ジャワ更紗はインドネシアのジャワ島と周辺の島々で作られてきた、ろうけつ染めという伝統的な染色技法で染められた布です。更紗は日本名で、インドネシアでは『バティック』と呼びます。若い人はあまり知らないかもしれませんが、50年ほど前に日本でも流行ったんですよ」(小豆さん)

 インドネシアは1万を超える世界最多の島がある。すべての島ではないが、そのうちの多くの島々でジャワ更紗が生産されており、それぞれ模様や色などが島によって異なるという。

「『ろうけつ染め』は、なじみがない言葉だと思いますが、チャンティンという道具を使って溶かした蝋を布に塗り、模様を手書きする技法です。染料で布を染色し、その蝋を落として水洗いすると落とした部分は白になるんです。手書き以外にも銅製の判を使用した型押しや、型押しした柄に手書きを加えたもの、そしてシルクスクリーンでプリントしたものまで色々とあります」

チャンティン(写真提供:YANTY)

 YANTYでは、すべてインドネシアの現地でジャワ更紗を仕入れているが、完成した服ではなく、布の状態で仕入れてお店で仕立てている。仕入れている生地は一点ものが多く、シルクやコットン、レーヨンなど、生地の素材によっても質感は様々。

 お店を始めた当初は生地だけを売っていたそうだが、服に仕立ててほしいという要望が多くあったため、今の形になったという。小豆さんは洋裁学校に通うことはなく、すべて独学で作っているというから驚きだ。

写真提供:YANTY

 メインの取り扱いは、スカートだが、ワンピースや男性用のシャツなども販売している。


【YANTY HP】


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