「人を轢いても追いかけてくる」あおり運転男が恐すぎる…! でも衝撃なのは結末よりも… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「人を轢いても追いかけてくる」あおり運転男が恐すぎる…! でも衝撃なのは結末よりも…

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 ラッセル・クロウにあおり運転され続ける恐怖! ノンストップアクションスリラー映画『アオラレ』(原題・英題『Unhinged』)が、5月28日から全国公開されています。今作を、映画をこよなく愛するラジオパーソナリティー・増井孝子さんが解説します。

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 たった一度のクラクションが、すべてを変える……。

 イライラばかりの世の中で、現実にあおり運転に遭遇した人は多いし、TVなどの報道でその恐怖の一部始終を見て、ドライブレコーダーを買ったという人も多いらしい。

 誰でも、いつでも巻き込まれる可能性があるというのが、あおり運転の怖さ。だがしかし、この映画のような展開になると、もうサイコホラーというか殺人ゲームというか、身近な怖さとはかけ離れていってしまって、B級ノンストップアクションホラースリラーの趣を呈していく。そんな90分。

 ルイジアナ州のニューオリンズ。美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は、15歳の息子カイル(ガブリエル・ベイトマン)をかかえ、離婚係争中。高齢の母親を預けている施設の費用もバカにならないし、家に転がりこんできた弟とその彼女との生活も先行きが見えず、イライラは募る一方だ。

 寝坊して、おまけに道がメチャ混みで、息子の学校も、自分の仕事にも遅刻してしまい、大事な顧客を怒らせてしまう。まったくついてない一日の始まり、信号が変わっても進まない前のピックアップトラックに、まるでそのイライラをぶつけるかのように鳴らしたクラクションがすべての引き金だった。

 レイチェルの車を追いかけ、横に並び窓を開けて、「あのクラクションの鳴らし方はひどいとは思わないか?」と普通に話しかけてくる男(ラッセル・クロウ)。その車を振り切って息子を学校に送り、ガソリンスタンドで給油し、支払いを済ませて車に戻ろうとしたとき、あの男の車がピッタリと後ろについているのを見て、恐怖のあまり店員に助けを求める。居合わせた若者が、注意するために車の前に立ちはだかると、男はためらわずに彼を轢き、レイチェルの車を追ってくる。

©2020 Unhinged Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

「とんでもない男だ、普通じゃない!」とおびえながら、スマホで助けを求めようとして、愕然とする。スマホがないのだ。なのに、近くで鳴る携帯の呼び出し音。なんと、男はレイチェルのスマホを奪い、彼のガラケーと交換していたのだ。スマホで彼女の情報を握った男は、どんどん、とんでもない行動に出る。


【公式サイト】

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