サスペンスのようなハード・ラブストーリー。都会で生きる男女のリアルを見せる『猿楽町で会いましょう』(R15+)が、6月4日(金)、OSシネマズ神戸ハーバーランド・なんばパークスシネマなど全国ロードショーです。
駆け出しのカメラマン・小山田は、読者モデルでタレント志望のユカを被写体にした写真で新人賞を受賞します。小山田はユカに告白し、2人は恋人関係に。会うごとに小山田はユカの表情に魅かれながら、シャッターを切り続けます。
「私なんて、撮っても意味ないよ」
「意味あるよ、俺だったら本当のユカちゃんを撮れるんじゃないかって」
しかしユカは決して小山田を自分の部屋に入れず、小山田はユカとの間に見えない壁があると感じています。
ある雨の日、突然、びしょぬれのユカが泣きはらした顔でアパートにやってきて、小山田に抱きつきます。
「お願い、ひとりにしないで」
小山田は仕事を忘れてユカと過ごします。
その数日後、小山田がユカの住むマンションの部屋を訪ね、目の前でユカの部屋に入って行く男の姿を目撃します。ユカを問いただすと、男は別れた同棲相手で新しい部屋が見つかるまで一緒に暮らしている同居人に過ぎないと説明しました。
しかしユカの言葉には、小山田が知らない数々の嘘が隠されていました──。